まもなくＤＣ映画「ザ・フラッシュ」が公開されます
『マン・オブ・スチール』から始まった、DCEU・・（DCエクステンデッド・ユニバース・・・劇場向け映画を中心に展開しているDCコミックス原作のヒーローわんさか作品世界）のシリーズ第五作目『ジャスティスリーグ』の続編で、ジャスティスリーグで登場したヒーローの一人『ザ・フラッシュ』を主人公にした物語です。（前作のバットマンvsスーパーマンでほんの数秒姿を見せてましたが）
『ジャスティスリーグ』は、映画公開までにはトラブルに次ぐトラブルだったみたいです。
現在でもDCEUはトラブルが絶えず、映画会社ワーナーブラザースと制作スタッフ・俳優陣との確執はもはや修復不可能レベルであり、バットマン＝ブルース・ウェイン役のベン・アフレックは「もうメンタル持ちましぇん」と『ザ・フラッシュ』を最後にDCEUとは縁を切る決断をしたそうな
「ザ・フラッシュ」の主役エズラ・ミラーはイロイロやらかして裁判沙汰みたいだし
ワンダーウーマン3とサイボーグは制作予定が白紙になったみたいだし・・
なにやってんだか・・
『ジャスティスリーグ』が公開されたのは2017年で、本来の監督は前々作『マンオブスチール』前作『バットマンvsスーパーマン』に引き続き、ザック・スナイダーでした（ジャスティスリーグも一応 監督：ザック・スナイダーとクレジットされてはいます）。
ところが撮影もすべて完了し、後は編集の段階・・というところまで制作は進んでいたのですが、突然スナイダー監督は『ジャスティスリーグ』から離脱します。
監督の身内の不幸が理由・・という事になっていますが、作品についてワーナー・ブラザースとの意見の相違も大きな理由の一つとも囁かれています。
『バットマンvsスーパーマン』はマーベル作品に比べてどこかダークで、悪く言えば辛気臭いという評価が多く、興行も期待したほどの成果を上げられませんでした。完成間近のジャスティス・リーグもその世界観を引きずっており予定の上映時間もやたら長い・・・このことでワーナーが難色を示したのです。
ザック・スナイダーに変わって編集作業を引き継いだのはジョン・ウェドンで「もっと明るい映画にしろ・上映時間は二時間以内にしろ」というワーナーの厳命を受けてスナイダー監督制作のジャスティスリーグを編集し、大幅な追加撮影を加えて完成したのが2017年公開された『ジャスティスリーグ』でした。
しかし結果はやはり思わしくなく（日本ではそこそこのヒットだし、私も結構この作品気に入ってます）DCファンや前作までのファンは嘆きました。
そして本来ザック・スナイダーが完成させる予定だった『ジャスティスリーグ』が観たい！・・という渇望の声が徐々に盛り上がっていきました。
それに応えて2021年に待望の『ジャスティスリーグ ザック・スナイダーカット』と命名されたいわゆるディレクターズ・カット版が登場しました。
これは配信とソフト販売のみで、劇場公開はされませんでした。
画面はなぜか4×3 スタンダードサイズ・・ブラウン管テレビでおなじみの比率です。なぜこのサイズになったのか・・いろいろ説明は書いてあるのですが、私にはいま一つ理解できません。
基本的なストーリーの流れは劇場版と同じ
正義チームは最凶の敵ドゥームス・デイを死闘の末倒したが、スーパーマンも犠牲になってしまった。
悲しみに暮れる間もなく、再び宇宙の深淵から恐るべき災厄が地球に降臨しようとしていた。
それを察知したバットマン＝ブルース・ウェインとワンダーウーマン＝ダイアナ・プリンスは敵を迎え撃つため地球全土から超人たち・・メタ・ヒューマンを招集すべく、行動を開始した。
時間は劇場版の倍で四時間越え・・ジョン・ウェドンが追加撮影したシーンは基本的にカットしたので、またまた大幅な追加撮影がされました。
ヒーローもヴィランも新しいキャラが多数登場。劇場版でボス・ヴィランだったステッペン・ウルフは実はザコでその上の超強烈なラスボス？が姿を見せます。
ザックスナイダーカットで一番強烈な印象を受けるのはやはり黒いスーツのスーパーマンでしょう。
ちょっとワルそうにも見えますが、別に暗黒面に堕ちた姿ではありません。
劇場版とスナイダーカット版ではストリー展開にいろいろ違いがあるので、もうすぐ公開の「ザ・フラッシュ」ではどちらの世界を引き継ぐのか気になる所です。
「基本的に劇場版が正史なので劇場版の続きとなる」という情報もあるし、ブラック・アダムの最後に登場したスーパーマンはノーマルのスーツだったし・・
やっぱり劇場版が本筋なのかなあ・・
なんにしても・・・・「ザ・フラッシュ」・・楽しみです
それにしても・・・・DCもマーベルも
ちょっと風呂敷広げすぎなんじゃないだろうか・・・収拾つかなくなるんと違う？
ターミネーターとかエイリアンみたいに
