お姑さまがケーキを持ってやってきた。
どうやら引っ越し祝いらしい。
次男息子にはお金まで包んでくれていた。
夫は最初受け取らなかった。
「貰うつもりはない」ときっぱり断っていた。
かと言って一度差し出した手を引けるわけがない。
結局お姑さまは間にあったテーブルの上に
封筒を置いた。
「いくら借金したか知らないけどー
」
妙に強い口調で言い放ってた。
この絵文字そっくりな笑顔がお上手なの。
どんな感情なんだろうか?
何で笑う顔を選択してるんだろうか?
私には理解できない。
そのせいなのか
「これ以上のことはあたしは知らないから」
「関係ないから」
と言ってるんだと受け取った。
お祝いを渡したんだから過去の事は
全て無かったことにしましょうねーって
そんなところかな。
私からしたら人生の返ってこない時間なんだが。
それを帳消しにするお金。これで???
夫は母親が気が済むならと受け取った。
私もお礼と頭を下げた。
なぜ私が姑に頭を下げてるんだろうか?
姑は今までの事に対して私に対して
頭を下げることは無いのに。
何かのタイミングでこのお金は
結局大きく返すことになるんだろう。
お姑さまが引っ越しをする時。
賃貸ビルを解体する時。
家を購入する時。
お金の前にさ、お金じゃなくて、
家の事と母親の事を義兄が積極的に
動いてくれたらいいのに。
半分見てくれたらそれでいいのに。
あいつは何をしてるんだ?って事に
腹が立ってるのよ。
相続分け合うなら負担も分け合えよって一向に伝わらないのよね。