義兄が言うの。
父親の喪主のあいさつを拒み
納骨堂の名義変更すら拒む奴が言うの。
あなたのお父さんがやっていた事業所を
移転するのよね。
あなたのご両親の時からあった問題。
これを解決する為に私達夫婦は引っ越しをするのよ。
どういうことか分かってないだろ?
業者に頼むだけで物事が済むと思ってるだろ。
お前の頭叩き割ってやろうか。
自分の父親の事業を1度は一緒に
やっていた義兄。
こいつは親の仕事場でただお給料を
貰ってただけなんだなって良く分かる。
義兄は性に合わなかったのか
結局は会社勤めをしている。
父親の事業は次男息子である私の夫が継いだ。
義両親が残した事業所の建物は
建設許可をとっていなかったから
市役所からの是正書類が来ていた。
借りている土地の地目は事業ができる土地じゃなく
騒音で苛立っていたご近所さんが
市役所に連絡したのが分かる。
義両親はこの対応をしながらも移転も引っ越しも
対処できず次男息子に全て任せた。
任せたというかそういう流れで
当たり前のようになっていった。
そのおかげでそれを引き継いだ私達夫婦は
事業所と家を同時に引っ越しすることになった。
新たな土地で経営をするのは楽ではない。
お義兄さん、あんた知ってるの?
引っ越しをする前にどれだけの事が必要だったか。
そもそも引っ越しできるまでに5年かかっているの。
あなたの両親は移転が叶わなかったのよ。
それを入れたら5年じゃ収まらない。
私達夫婦はあなたのご両親から
移転と家の引っ越しになんの援助も
もらってない。
お義兄さん、あなたはご両親が建てた賃貸ビルの
一室に家族でただ住まいしてますよね。
ご両親の仕事でそのビルはあるんですよね。
これがどういうことか想像してください。
引っ越し先が自分達の地元でない分
変えなきゃいけない事も、いちからやる事も
ゴロゴロ出てくる。
どんなものか想像してください。
引っ越し業者に頼めばいいだけならあんたの両親はとっくに移転させてるだろ。
お前の頭の中の世間だと楽勝モードですね。
だからこの家族と喋りたくないんだよ。
自分の実家界隈から出たことがなければ
考えも出来ないですか?
引っ越してからも大変なんです。
そんな一角しか見れないから
あなたの母親も家を追われる立場になるんだよ。
私はようやく気づいた。
安全な場所でずっと過ごしてきたやつに
分けるわけがない。
知らないのよ。
親の敷地内で生ぬるく生きてる人に
分かるわけない。義兄に関してはね。
一度結婚して子供ができて離婚。
再婚した奥さんとの間に2人の子供を儲けて
父親が病気になり自分たちの実家の土地が
相続裁判にかけられた。
結果が出る前に父親は他界。
裁判の分割案は厳しくなるばかり。
自分達の今住んでる場所どころか自分の母親の
家も同時に危うい状況。
それでも義兄の生活スタイルはそのままだった。
独り身の時と何ら変わからない。
変えなくてもいい状態ってどういう事か分かります?
それがどれだけ危ないか知ってます?
1年後、そのまた1年後、歳を重ねるごとに
義兄も姑と同じようになるんだろう。
「どうせ引っ越し業者に頼むんでしょー」
って言える能天気50代に腹を立てるのはやめよう。
勝手に向こうは苦労するだけだ。
今だけ楽してればいいよ。
私は「見とけよ」と思って過ごしていきます。