新杉田駅前を通過



青砥交差点



青砥といえば
鎌倉時代に青砥藤綱という
伝説的な武士、吏僚がいます

公金10文を夜に川に落としてしまい
私費50文をかけて
落とした銭を探させたという逸話

たとえ私費をかけることになろうと
天下の公金を無くさないようにする
役目に真面目、厳格な役人ぶりで
多くの絵画などが残っているので
江戸時代にも役人腐敗の防止のため
藤綱伝説は語られてきたようです


「御役所づとめ」てのがある

国や地域の決まりとか前例にすれば
なんでも許されるぞ

桜を見る会、来年もやっちゃえよ
五輪はやろうぜ、安全安心だろ
どうせ、お前の金じゃない
そして、お前の利権だ

お前の支持地盤も大喜びだ
国会にも招いてやれよ


青砥藤綱というのは
そういう忖度や私物化のような
役人道を頭から否定したとされます


ここが藤綱と関係があるのか
私は知りませんが
「青砥」という地名からそんな故事を
思い出しました


富岡トンネルをくぐります




鷹見塚


大きな公園に入ります


富岡総合公園


元横浜海軍航空隊隊門


浜空神社

浜空の碑


航空隊を格好良いと思えるほど
私は若くはない


失敗や悲惨さもあるのだから


夢や憧れ、理想だけではない

オリンピックも同じで
勇ましさや感動だけでは済まされない
コロナ禍ではますますそうだろう

緊急事態宣言や体育祭禁止でも
お構い無しで行われようとする行事は
砲弾のない戦争と大差がない


公園の一角で美化されるでなく
戦争の痕跡が残されているなら良い
鎮魂や平和を祈るためならば

進軍ラッパ、勇ましい軍歌のような
能天気な美談にされては気持ち悪い


平和の祭典、スポーツの持つ力だと
利権のための事業が強行されるのは
気持ちが悪い



そんなことを思いながら
整備のいきとどいた公園を歩きました






⑥に続きます