寺子橋からの余笹川(よささがわ)




鍋掛地区たばこ生産施設から
那須連山の眺めを堪能した私たちは
田畑ゾーンを歩いてゆきます


お、登り坂がはじまった

険しくなってきました

手元のガイドブックの地図によると
この先しばらくすると「富士見峠」があります


これくらいの傾斜の坂をのぼります

こんな感じの坂が続きます


(´・ω・) … そろそろピークかな?


頂上から登ってきた坂を撮影

頂上から下っていく坂を撮影

頭上も撮影



(´・ω・) … 富士見峠だけど富士山は見えないね


さぁ、峠道を降りてゆきます

ときどきこんな感じの農耕地が見渡せます


峠ゾーンを降りてきました
久々の道路標識です
人々が往来するエリアです

バス停です
「寺子十文字」とあります
寺子の十字路という意味です
道路が交差するから十字路です
交差するニーズがあるから十字路です
バスが走っているからバス停があるのです

でも乗車の2時間前に予約が必要です
定時に走らすほどのバス需要はないのです

バス停に隣接しているのが「寺子一里塚公園」

一里塚があります

江戸から42里目です
越堀宿では40里目でしたから
2里進んだことになります


(;¬_¬) … 

ちょっと計算があわないけど
(とても8kmも進んではいないけど)
レット・イット・ゴーとしよう


ヽ(・∀・)ノ

小さいことは気にすんな
それっ!ワカチコ!!ワカチコ!!!




公園にトイレがあれば…と思いましたが
残念ながらありませんでした

かれこれ、スタート時点から
1時間近く歩いています
(1時間で峠道を8kmも進めるわけがない…)


さぁ、先を急ごう


そろそろトイレに行っておきたい
行くことで落ち着く…
行かないと不安になります…
(身体より心の問題です)



(´・ω・) … もうそろそろ余笹川かな


神社仏閣らしき敷地のところに
帽子をかぶり作業服に身をつつんだ男性が
いらっしゃっいました

参道の手入れのようなことをなさっている

私は声をかけた
「こちらのお寺にトイレはありますか?」

ございますよ、と男性は境内に招き
お寺に向かって歩き始める
けっこう立派な建物なので驚かされる



もっと驚いたのは
まえの男性がお寺の建物に入っていく

へ、寺院のなかのトイレ??
外来者用の東司(トイレ)があるんじゃないの?


男性が帽子を取った
剃髪していらっしゃる

なんと、ここのお坊さんだったのだ!

庭師さんだろうと勘違いしていた私は
あやうくのけ反りそうになった

トイレを案内していただき
夫妻でありがたく使わせていただきました


カミサンを待つ間、
仏様に手を合わせさせていただきました

そりゃあ、賽銭箱には
銀色に光る硬貨を入れさせていただきました
当然でございます
けして、茶色や穴空きのやつじゃございません
一番大きくてピカピカのやつですよ

地獄に仏
街道ウォーカーにトイレ
ライバード夫妻に会三寺


( -人-) … ありがたや、ありがたや


私たちは御仏に感謝しながら
仏閣をあとにしました


会三寺、お坊様に感謝!


会三寺の門前の坂をくだります


川岸に「余笹川見晴らし公園」があります

おお、広大なる大地!

平成10年8月に台風で余笹川の水量が急増し
河川が決壊、死人や行方不明が出た…


(;・∀・) … 


こんなに穏やかなのに…

穏やかだから…?

翌年には平成天皇・皇后も
足を運ばれていらっしゃいます


(´・ω・) … 


見晴らし公園のベンチに腰掛け
私たちは少し休憩しました

リュックにあった菓子パンを頬張り
御茶をいただきました

生きているから歩けるし
生きているからお腹も減る

こうして二人で余笹川まで歩けたことに
私は感謝したいと思いました


余笹川

水鳥が遊んでいました



④に続きます