今回買ったデジタルエフェクターの取説を見ていたらアウトプットジャックにヘッドホンを繋ぐとヘッドホンから音が聞けるらしい。
アナログエフェクターはアウトプットにヘッドホンを繋いでも音は聞こえない。ヘッドホンを使う場合はアンプを通してアンプのヘッドホンジャックに繋いで使う。
しかしアンプにヘッドホンを繋いで聞くとアンプのスピーカーから聞こえる音とはかなり違うトゲトゲした音になってしまう。なのでつい夜中でもアンプのスピーカーから音を出して家族とか近所からクレームがくる。実はつい先日もお隣りさんに怒られた。
それで試しにエフェクター直結で本当に聞こえるかやってみた。

これが実にいいんですよ。
ギターアンプに繋いだ時より音が柔らかくて耳障りの良い音なんですよ。
これならヘッドホンをつけての練習 も苦になりません。

何故そんなに違うか考えてみると、ギターアンプの音はスピーカーを鳴らして初めて完成するもの、さらに言えばスピーカーの振動が空気を伝わり耳に入って初めて完成する。
ギターアンプのヘッドホンジャックにはスピーカーを振動させる前の信号が来ている訳で決してスピーカーから聞こえる音とは違う。
今回のデジタルエフェクターはアンプシミュレーターとも呼ばれるように、アンプのスピーカーから聞こえる音を 再現している訳です。
なのでヘッドホンを直結させても耳障りの良い音が聞こえるのだろうと思います。

デジタルというと音の波形をデジタル化してそれを色々と変化させて音色を作っているらしい。私がデジタルに漠然とした不信感を感じていたのはそういう所だったのです。アナログは何かストレートに音を変化させているのに対してデジタルは回りくどい感じがして嫌だったのです。
でもこれでデジタルに対する不信感は無くなりました。