孤宿の人 宮部みゆき

丸海藩を舞台にした歴史小説。
主人公ほうが身寄りのないこの藩で生きる中で
展開される物語。加賀殿とほうの心の交流が印象的。

架空の藩を舞台にここまで描写し切る作者はやはりすごい。
上巻は結構しんどいが、下巻途中から一気に読みきれる感じ。
人間の純粋な一面が心に届く。良書。宝。

★★★★
シンメトリー 誉田哲也

姫川シリーズの短編集。
それぞれにうまくまとまったいい短編が7篇。

個人的には、短編集って味気ないので、
やはりこのシリーズの長篇が読みたい。
ストロベリーナイト、ソウルケイジ共にあのエグさが好き。
映画もこういうエグいのないかな。

★★★
大博打 黒川博行

大阪で企業の会長が誘拐。
金塊32億円の身代金要求。どうやって身代金を奪取するのか。
比較的眈々と物語は進行。
ただ物語はそもそもの予測通りには進まない。

期待感が大きかったのか、結末がまずまずな印象。
なんだろう、手放しで良かったとは言えない。
恐らく設定にリアリティがないのか。
特に資産家の家に乗り込むあたりかな。

★★★