「ずっと引かれてきた賞なので、懸案が一つクリアできた気分です」。公募ミステリー賞の最高峰、第58回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)を射止めた高野史緒(ふみお)さん(45)は15日に東京都内で行われた会見で、そう喜びを語ったそうです。
記事によると、茨城県生まれ。平成7年に日本ファンタジーノベル大賞で最終選考に残った『ムジカ・マキーナ』でデビュー。約18年のキャリアを持つプロ作家だが、「いったんSFというレッテルを貼られると、ミステリーのつもりで書いていても、読者がなかなか読んでくれない」のが不満だったという。昨年9月に東欧文学の作品集を編んだ際、知名度の必要性を痛感したことも重なって、あこがれの賞への挑戦を決めたとのことです。
「カラマーゾフの妹」江戸川乱歩賞受賞おめでとうございます!今後の益々のご活躍を期待しています。