中京芝
例年と比べてタイムが非常に速いことが第一の特色でした。
芝のレース(障害省く)は13鞍ありました。その中で我社良馬場推定タイムより遅いタイム決着となったのは、7月3日(日)の10レースだけでした。このレースはウインガニオンが他馬を大きく離しての逃げで、尚且つ超スローでの逃げでした。これでは勝ちタイムは上がりません。もちろん勝ったのは超スローで逃げたウインガニオンです。2着も離れた2番手を追走したピエールドリュヌとなりました。このレースはペースが例外でした。
その他のレースは平均して約1秒ぐらい速いタイムの決着となりました。(バラツキとしては0.1秒から2.1秒速い)この直接原因は不明ですが、やはり6月27日(日)の芝刈りにより、レース当日にいつもより若干短い状態となったではないかと考えています。6月27日の芝刈りの目標はレース当日に野芝が10~12㎝で洋芝が12~16㎝にしたとありました。6月27日以降に芝が目標値まで伸びなかったと思われます。しかしこれも私が直接計測していませんので憶測です。よって原因は不明ですが、芝は速いタイム決着となりました。2週目以降また変化があるかもわかりませんが、とりあえずスピード決着になると考えての勝馬考察が妥当です。
スピードが出やすい馬場なので、少し前半がスローになれば前残り、逆に前半ハイペースになれば差し、追い込みといろんなパターンが出ました。
その中で逃げて勝ったのが4頭いました。逃げて2着した馬はいません。前記したようにスローかハイかのペースにより、逃げ馬の着順は両極端となりました。
当然逃げて勝った馬は4角では内をつき、直線も内を通った馬です。逆に差し、追い込み馬は、中から外を回った馬です。内差しでの1着は1頭もいませんでした。(微妙な馬もいましたが、私の判断では)
そう考えると差し、追い込み馬は中~外枠が有利。逃げ先行は内枠が有利と単純には考えられます。このあたりも次週は要注意です。
他の中京ダート、福島芝、福島ダートはさほど変化がなかったように、私はデータ分析の結果からは思いました。
中京芝だけは明らかに例年とは違うとデータ分析結果が出ています。
中京ダート
勝ちタイム的には我社推定タイムとほぼ同じか少し速い(0.1から0.6秒)となりました。やはり逃げ、先行馬が上位にくるケースが多くありました。4角で1,2番手で連対した馬(土、日で9Rありました。よって総数は18です。)は10頭いました。その他の馬も4角位置どりで、ほとんど6~7番手より前です。4角で2桁以上の番手で回って連がらみした馬は1頭のみでした。確率は18分の1となり、やはり追い込み馬は苦しいとのデータが出ています。
この特徴を理解しての、先行もあるかもわかりませんが、いつもと違うことをして巧くいく確率は低いと考えるのが妥当です。
福島芝
勝ちタイム的には、平均すると我社良馬場推定タイムより少し遅いタイム決着となりました。その遅いタイム決着となったのが芝14鞍中で5レースでした。そのほとんどが日曜日午前中より小雨、雨となり(開催中)その影響によるものが大です。よって例年通りのタイム決着であったと考えるのが妥当です。
またこれも例年と同様の傾向ですが、前に位置した馬が通常上位入線しています。4角で1,2番手した馬が連絡み頭数は10頭です。(全28頭中)また4角7番手までとすると28頭中の25頭と、ほとんどです。
例年通り、前目に位置する馬が断然有利です。そして差し、追い込みは内からも、外からも決まっています。これは中京芝とは違います。こと追い込みに関しては枠は関係ないと出ています。また逃げ、先行馬はもちろん最後の直線も内を回る馬がほとんどです。その馬が上位入線しています。よって特に逃げ馬は内枠に入れば、より能力を発揮しやすいと考えられます。
福島ダート
これも例年と同じような傾向が出ています。逃げ、先行馬が有利でした。全9鞍あり(連対馬は18頭)その中で4角を1,2番手で通過した馬で連絡みした馬は8頭いました。また4角7番手以内で通過した馬が連絡みした頭数は18頭でした。即ち連絡みした馬の全ての馬が4角7番手以内の逃げ、先行でした。(先行か中段か判断に困るものも中にはありましたが、前との差のない追走なので、先行としました。)
逃げ、先行馬でないと、連絡みできない実に極端な結果でした。
☆以上が中京、福島第一週目のデータの囁きでした。(分析は私の偏見と独断部分もあります。競馬でのデータ分析の極意は1を知って100を知るです。よって少ない結果より得られるものを、いかに分析して、その特徴を捉え分別していくかです。)
それでは 皆さん GOOD LUCK(TY)