- 鈴木 ジュリエッタ
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私も学校に行きたい、と言い出したヒロインは、アンドロイド。
博士が学校と交渉し無事入学することに。
学校では人間として振る舞い、ああなりたい、こうなりたい、と所作も心も人間に近づいていく。
そんな成長物語。感情に起伏がなく見えるが、学校に行きたがるように好奇心にあふれ、内面でいろいろ考えまた考える以前にココロがあるのがヒロイン。
学校では友達ができ、自分をロボットと知る友人も現れ、他に博士の家ではアンドロイドとの遭遇もあり、という静かではしゃがないロボットコメディ。
ギャグやドタバタに走らず作る話は丁寧。
成立しているのは、「アンドロイド自体はめちゃくちゃ珍しいというわけではない世界」を舞台にしている分、ムリがないからか。
しかし、ロボットであることがばれてはいけない、みたいな話でもなく、ヒロインも博士も淡々としているところが、そんな小細工に頼らずとも話を展開できる、という志の高さを感じる。
各エピソードにはきちんと物語の中核となるものが存在しており、適当にキャラクターを動かしているだけではない。まぁ、キャラクターが勝手に動いて物語を展開していくのも醍醐味ではあるが、各話に語りたいことがあるという作り方は好感がもてる。
あとがき読むと、アーシアという名前はアーシア・アルジェントから名付けた、などとあり、そりゃあいい趣味してますね、より一層この作家さんのファンになりました。以後注目します。
















