最近ブログを読み返して、文意が通じてないところや、
言葉の重複があったり、
正確な言葉遣いが出来ていない部分が目につくようになってきたので、
今まで書いてきた文章を直したり、大幅に書き換えたり、削除したりして、
修正をかけていきたいと思います。
一刻も早く、
遊びに来てくれる人が、
良い意味で、
[自分の事が書かれていると思えるようなもの]を作っていきたいと考えてます。
来年もよろしくお願いします
よいお年を 2009 青山
PS 前の曲は少し聞きすぎたので差し替えます。
寒い夜だった。
私は、高い塀を乗り越え、漆黒の空を駆け抜けた
闇は増増深まり、暗黒の台地を一歩一歩踏みしめると、
夢ではなく、ここがリアルな現実世界だと、確認せざるを得なかった。
後ろをふり返ると、大きな炎が観覧車に燃え広がり、
それは、何か、盛大な祭りのようだった。
しかし、それはもちろん祭りなどではない。それは、遙か昔、コスモワールドと呼ばれる遊園地
があった場所で、燃えているのはもう朽ち果ててしまったその残骸だ。
暗闇の中で赤く燃え上がる炎のコントラストが、とても綺麗に思えた。
マキは、思わず足を止めて、景観を食い入るように見つめ続けた。
白い買ったばかりのナイキのスニーカーが、黒いすすで、汚れている。
マキは昨日バイトを辞めた。飲食店で働いていた。
横浜駅西口にあるアジアンダイニングキッチン
大学の授業が午前中で終わる土曜、休日の日曜、
それから、水曜と、木曜日の周4日のバイトだ。
店内には、大きな女性の人形が2体入り口に立っている
店の一周年記念に、兄弟店である、ハワイアンキッチンの店長から送ってもらったものだ。
ハワイアンキッチンの兄弟店は、新しくお店を改装するので、およそ不釣り合いな人形が
邪魔になった為に、押しつけてきた。
「いらねーもの送って来やがった」
ぼやく店長は、誰にも文句が言えない。
明らかにアジアンダイニングとは合わない人形は、
浅黒い肌で、
腰蓑と、椰子の殻のカップをつけ、手をひらひらとなびかせている。
身長は軽く180はある。
浅草の雷門で観光客を睨む真っ赤な神様のみたく。
「これじゃ、お客さんが逃げちゃう」
マキはそう思っている。
うちの店長は気が弱い
店の女性スタッフの評判。
店内での酔っぱらい客同士の喧嘩に巻き込まれた時は、
あたふたしてなすすべもなく、
泥酔客に主導権を握られ、胸ぐらを掴まれたり、ののしられたりさんざんだった。
しまいには、Yシャツに血が付いたのはお前の管理責任だと、責め立てられる。
土下座までさせられ、これでもかと、やられたのに、警察にも通報ができなかった。
「ここは穏便に」とお経のように唱え続けた。
結局、マキが店にいた、赤い雲の入れ墨を入れた、ごつい常連客に頼んで、
場を収めてもらった。
従業員の女性スタッフはキッチンの隅に集まり、身をすくめていた。
そして、店長の情けない姿に落胆し、
次の日から、陰口を言い始めた。
「あのへたれが」
マキは、よってたかって悪口を言う事が好きではない。
休み時間の休憩室で、お菓子を食べながらの女同士特有のおしゃべりで、その話題になると席を外した
確かに店長は気が弱くボスとしてはダメな人だけど、そんなにみんなが言うほどでもない。
やさしいところだってある、そういう風に思っている。
昔、マキが今のバイトをはじめた頃の話だ、
店に来たサラリーマン風の若い男に、
赤いトウガラシのたっぷり入ったスープをサラリーマンの白いシャツの袖にこぼし、
激怒した若い男が、人目も憚らずマキ怒鳴り散らし、大騒ぎになったことがあった。
マキは接客業が初めてで慣れていなかっったし、人がいる前で、しかも、もの凄い剣幕で面と向かって怒鳴るられたこと初めてだったので、ショックのあまり、その場でしゃがんで泣き崩れてしまった。
その時、店長が、裏のスタッフルームまで放心状態のマキを抱き起こし、背中におぶって連れて行ってくれた。もちろん客は殴りかからんばかりの剣幕でののしり続け、止めに入った男性スタッフに向かって悪態をついていたが、マキは頭の中が真っ白で、座らされた椅子で、
何も考えられず、放心状態になっていた。
そんな状態のマキを見かねたのか、慰めようとしたのかよく分からないが、
、マキの耳に、黄色いライオンの顔のシールがはってある
ヘッドフォンを付け、I TUNE をいじり 、曲を流した。
「マキちゃん気にすることないよ。誰もが通る道だよ」
大きな音だった。
曲は、
金属的な男の声で、スペイン語のような英語のなまったような、よく分からない言語で、
レゲエのようなゆったりとしたリズムにまくし立てるような早口のラップだった。
「ロンリーロンリーロンリーマンデーモーニング インフォマーデファニーインザシーオーライ」
その時の事は、あまりにショッキングだったので、今で
もあまり覚えていないのだが、
ヘッドフォンから聞こえてきたこの音楽だけは今でもハッキリと覚えている。
「マキちゃん、ザッツオーライですよ」
店長は毎日研修で鍛えられているマクドナルドの店員のようなスマイルを浮かべ、親指をたてた。
変な人。
店長のなんだか間の抜けた気遣いに
少しおかしくなったマキは、気分が落ち着いた。
おかしな人。
デモ優しい人。
店長に対する印象だ。
TO BE CONTINUE ...
フィクション「いいのみっけ」の
文章を書き加えました。
文章を書き加えました。