何を学べる?
戦争の歴史には"残らない"戦時中の個人の想いを追体験できます。
本書の特徴
様々な登場人物の視点で描かれる群像劇※1となっており、それぞれの視点で戦争が描かれています。様々な角度から戦争を捉えることで、逆説的に"平和とは何か"を考えさせる内容となっています。
タイトルに"平和"が含まれますが、本編では平和とは何か?といったことには触れず、その答えは読者に委ねる構造となっています。
詩や諺(ことわざ)は、いつの時代でも共感できるよう、あえて具体的に表現を避けて書かれています※2
本書も同様に、"あえて具体的な表現を避けている"ことで、平和とは何か?の答えを、意図的に描いています。
※1
複数の登場人物一人ひとりにスポットを当て、それぞれの視点から物語を構成していく物語のこと
※2
例)時は金なり、という諺があるが、単位が両や銭のように、現代に馴染みのない単位では共感できない。"金"と表現されていることで、どの時代でも通用する文言となっている。
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