「少しでも早く成長する方法はなんですか?」
経営者をしているとよく聞かれる質問です。
前職の教訓や経験から、答えはシンプルで、
それは「場数をふむこと」です。
場数をふむことで経験値があがり、
視野が広くなったり、事前準備や戦略や実行のレベルが上がり、
「仕事ができる人」になっていきます。
サッカーでいうと、
インプットはシュート練習やパス練習、
そして場数をふむことは試合にでることです。
これは常に両方やり続けないと上達しないし、
サボるとあっという間に後輩にぬかれたりもします。
なので、例えばもしリーダーやマネジメントにいつか挑戦したい!と思っているのなら、
新しいプロジェクトが立ち上がったときは場数をふむチャンスです。
リーダーをやらせて欲しい!と勇気をもって手を挙げるべきです。
年齢が若いからや未経験だからというのは、
つまらない言い訳でしかないし、
もし選ばれなかったとしても次のチャンスがまたあるので、
次回に向けていいアピールができた、と落ち込む必要などありません。
また、いきなり手をあげても選ばれる可能性はなかなか低いです。
だから、いつでもチャンスに選ばれるように目の前のことで圧倒的な実績をつくりつつ、
先々のキャリアについても、
常に上司とすり合わせて自己主張しておきべきだと思います。
そして、この自己主張。
優秀なメンバーほど、個人のベクトルと組織のベクトルを合わせて主張します。
まれに自分のことだけ考えて主張する人がいますが、このベクトルが違っていると活躍は難しいのです。
例えばサッカーチームなのに、
自分はバスケットボールでいつか豪快なダンクを決めたいんです!
と自分勝手な主張をされても、監督は呆れるだけできっと起用はされないでしょう。
時流(時代の進むベクトル)と社流(会社の進むベクトル)に合わせて、
自分のキャリアを描くことが、
場数をふめる確率もあがり、成長するための第一歩なのです。