ジョルジュ・シムノン No.133◇G7號車の女◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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一緒に乗っていた女が男を刺した!? 奇妙な事件に巻き込まれたわたしは……

 

 

 

 

◇G7號車の女◇

ジョルジュ・シムノン

 

 

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モンマルトルに出かけたわたしは入った居酒屋で1人の異邦人と話が弾んで一緒に外へ出た。ところが外はかなり寒くタクシーが無ければ凌げない。

 

 

そこに赤塗りのG7ナンバーのタクシーが止まった。それに乗っていたらしい女性は足早に去り、わたしは連れの男におされる形でそのタクシーに乗り込んだ。ところがそのタクシー、まだ人が乗っていたのだ。その上血を流して負傷していた……

 

 

先に降りたあの女性が男を刺したのか? わたしは散々悩んでまだ息のある男を家まで連れて行き、医者を呼ぶ。ところが2人が見たのは空っぽのベッドと荒らされた部屋だった!

 

 

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「G7號車の女」です(・∀・)

夏に読んであげたと思い込んでいたために今の今まで忘れていました……読破前に気づけて良かった〜危ない〜……

 

 

再び「新青年」から立て続けに奇怪な出来事に巻き込まれてしまった「わたし」の話です。

本作も「この男女は誰?」という本格謎解きが主体でシムノン特有の人間悲哀はありません。というかそれが「新青年」の好みだったんだろうな←今更。真相は意外でしたが、とどのつまりシムノンらしく無い〜……数読んだ自分にとってはシムノンで無くてもこれは書けると思ってしまった。もう130冊超えだもんな……こんなに読んだのか私……

 

 

「G7號車の女」でした(・∀・)/

そして次は遂に!! 遂にいいいいい!!!!(*^o^*)/