ドロシー・L・セイヤーズ、リリアン・ジャクスン・ブラウン 他◇ネコ好きに捧げるミステリー◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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猫をお供にミステリーはいかが?

 
 
 
 
◇ネコ好きに捧げるミステリー◇ -The 12 Cat Stories-
ドロシー・L・セイヤーズ、リリアン・ジャクスン・ブラウン 他 
 
 
 ─【猫】食肉目ネコ科の哺乳類。古代エジプトより家畜となり、神聖視される一方、魔性のものともされる。夜行性で音をたてずに歩き、感覚器官のひとつである長いひげをもつ。寿命は20年近くとされるが、最高寿命31年の記録もあり、愛玩動物中もっとも長命である。
 ─愛すべきペットか魔性の化身か。ドロシー・L・セイヤーズ、リリアン・J・ブラウン、ヘンリー・スレッサーなど12人の大物作家が趣向を凝らして筆を競う、ネコ派人間必読の短編集!
 
 
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1.替え玉(パトリシア・モイーズ
  (The Faithful Cat)
  ……ヒューバードは妻キャロラインが飼うネコ、パクディーが忌々しくて堪らない。そしてキャロラインの金も欲しい。ヒューバードは両者を始末する方法をたてたが……
 
 
2.猫の子(ヘンリー・スレッサー
  (My Father, the Cat)
  ……ぼく、エティエンヌ・ドーフィンはデリケートな美しいフランス人女性を母に、洗練された教育を受けたものすごくデカいアンゴラ猫、ドーフィンを父を以って産まれた。……これを婚約者のジョアンナにどう説明したものか?
 
 
3.灰色の猫(ジョイス・ハリントン) 
  (The Old Gray Cat)
  ……保護施設に収容されているエリーは密かに愛着を覚えていた灰色のネコをどうかしてしまったことに対してミス・スイスに殺意を覚えていた。ところが……
 
 
4.ウェブスター物語(P・G・ウッドハウス
  (The Story of Webster)
  ……金持ちの叔父からウェブスターという猫を譲られたランスロット。ところがその猫は叔父に負けず劣らず道徳的な猫で!?
 
 
5.猫で殺す(メアリ・リード)
  (Cat's Paw)
  ……猫を使って人を殺す方法、とは。
 
 
6.ラヴェラーが行く(J・ヴァン・デ・ウェテリンク)
  (There Goes Ravelaar)
  ……アムステルダムで爆発事故が起こった。爆死した妻は夫と不仲で動機もある。かくして夫が犯人と思われたが……
 
 
7.八時三十分の幽霊(リリアン・ジャクスン・ブラウン) 
  (Susu and the 8:30 Ghost)
  ……わたしと姉は飼い猫ススをきっかけに車椅子の老人ミスター・ファンと知り合った。彼は値打ちのある骨董品を集めていて……
 
 
8.彼はあたしのもの(ステラ・ホワイトロー)
  (This Man Is Mine)
  ……スージーは作家のグラハム・マーシュと一緒に住んでいる。スージーは彼がとても好きでいつも幸せだったのに突然邪魔者が……
 
 
9.キプロス猫(ドロシー・L・セイヤーズ
  (The Cyprian Cat)
  ……わたしは友人を尋ねに出かけたが、旅籠の庭にたむろする猫に悩まされた。わたしはついに強硬手段に出ようと銃を手にするが……
 
 
10.ネコの重罪(L・J・リトケ)
   (A Feline Felony)
   ……猫に似ていると揶揄されるジェロームは学校時代のクラスメート、ベニーの嫌がらせに悩まされる。やがてジェロームは恋に落ちるが、そこにもベニーは現れ……
 
 
11.ネコにヴァイオリン(エドワード・D・ホック
   (The Cat and Fiddle Murder)
   ……私設動物園設立に力を注ぐノアという男に会いに行ったわたしとサー・ギデオン。ところがその島でマザーグース殺人事件が発生した!
 
 
12.老友モリー(クラーク・ハワード)
   (Animals)
   ……独り暮らしのネッドの飼い猫モリーが行方不明になった。もしかしたら実験動物を確保する捕獲車に捕まったのかもしれないーーーネッドは知り合いの不良少年モンティと一緒に救出作戦を開始する!
 
 
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「ネコに捧げるミステリー」です(・∀・)
12匹の個性的なネコたちが登場します。
ネコは今も昔も東西問わず、愛玩動物として人気があります。可愛い顔して強かで、下手に人間に媚びないネコは事件にも顔を出すようで……
 
 
面白いのはネコは相棒になるとは限らない。というところです。人間をくってかかるところもあるし、はたまた人間を煙にまいたり、騙したり……中にはファンタジーな作品もあるし、ブラックなところあり、摩訶不思議なところありです。
11はなんと推理作家の憧れ、マザーグース殺人です。最後の12は良い話です。感動します。
 
 
「ネコ好きに捧げるミステリー」でした(・∀・)/ 
次は新作家ウェルズの第2作です(*^o^*)/