謎の男、この上なく無垢で、しかしこの上なく「生きている(マンアライヴ)」
G・K・チェスタトン つずみ綾 訳
下宿屋ビーコンハンスに現れた謎の男イノセント・スミスを私設法廷にて裁く。
嫌疑は殺人未遂、強盗、重婚。
下宿人らが検察側と弁護側に分かれ、はげしい応酬のもと裁判が進んでいく。
いったいイノセント・スミスとは何者なのか。
過去の関係者の手紙類が裁判の中心となり、やがてスミスの不可解な行動に意外な真相があったことが明らかになる。
ブラウン神父の産みの親、チェスタトンによる諧謔と逆説を堪能できる初邦訳の長編ミステリ。同じく初訳の評論二編を収録。
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ロンドンの下宿屋ビーコンハンスに強い風が吹いたその日、新しい下宿人がやってきた。
その下宿人イノセント・スミスはかなりの変わり者でしかも犯罪者だった!
ビーコンハンスの下宿人たちは犯罪学者たちをも巻き込んでそれぞれ検察側、弁護側と別れて私設法廷を開廷する。
イノセント・スミスは何者なのか? 犯罪の裏にはなにが?
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大分日が経ちました、「マンアライヴ」です(・∀・)
ただ題名「マンアライヴ」の翻訳は異論もあるようです。日本語って難しいですね。
さて、「マンアライヴ」です。
なるほど、難しい!!
私設法廷で明かされる殺人未遂、強盗、重婚の罪。それがチェスタトン必殺技「逆説」で明かされます。
しかしそんな逆説で全てが明らかになるからこそ、ますますイノセント・スミスという男が謎に満ちた存在になっていきます、ほんとに。
そしてまさか最後にびっくりなオチが待っているとは……!
めちゃくちゃな感想ですが、「マンアライヴ」でした(・∀・)/
お次はオリエントの国の殺人事件です(*^o^*)/~