ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』 | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




TwitterもといX: 「https://twitter.com/KYoCaTHouWoR
エブリスタ: https://estar.jp/users/153193524

 
 
王「筋書きは聞いているのか? さしさわりはないだろうな?」
"Have you heard the argument? Is there no offense in ’t?"
 
 
ハムレット「いえ、いえ、ごっこ遊びみたいなものですーーー毒殺ごっこ。さしさわりなどありません」

"No, no, they do but jest. Poison in jest. No offense i' th' world."

 
 
 
 
ーーーウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』より第二幕第三場。
 
 
「毒のたわむれ」の題名の由来になった「ハムレット」の一節です。
毒殺ごっこ! 言葉も物騒ですが、「ハムレット」のここまでの顛末も不気味だああああ!
 
 
このあとこの一節が続きます。
 
 
王「外題はなんと言うのだ?」
"What do you call the play?"
 
 
ハムレット「「ねずみ取り」ーーーうん、実にいい比喩だ!(以下略)」
"The Mousetrap. Marry, how? Tropically. "
 
 
演劇ロングラン世界一を今日も更新しているアガサ・クリスティー女史の「ねずみ取り」はここから名付けたと言われています。