可憐な美女を守るべき灰色の脳細胞を働かせるポアロ。
◇邪悪の家◇ -Peril at End House-
アガサ・クリスティー 真崎義博訳
名探偵ポアロは保養地のホテルで、若き美女ニックと出会った。近くに建つエンド・ハウスの所有者である彼女は、最近三回も命の危険にさらされたとポアロに語る。まさにその会話の最中、一発の銃弾が……ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが、五里霧中のまま、ついにある夜惨劇は起きてしまった! 新訳決定版。
解説:石崎幸二
(ハヤカワ文庫より抜粋)
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「エンド・ハウスの怪事件」で本書を読んだ方も多いかと思います。わたしも本書とTVドラマ「名探偵ポワロ」の「エンド・ハウスの怪事件」が同じ作品だとは思いませんでした(;・∨・)
ポアロとアルゼンチンから一時里帰りしてきたヘイスティングズ大尉の休暇中でのお話。
そんな2人が偶然出会った美女ニックは近くに建つエンド・ハウスという館の主だが、最近三回も命拾いをしたと言う。さらにニックが去った後、ポアロは彼女の帽子に弾丸が空けたような穴を見つけ、事件性を感じ、彼女を守るべくエンド・ハウスに赴く……
というかポアロよ、あなた休暇中なんだから首を突っ込まないことだってできたのに……事件性を感じたら休暇返上で事件調査に当たるところはさすがは元警察官o(^_^)o こういうところがあるからポアロに引退なんて無理なんだろうな。
パーティーが開かれるエンド・ハウスにはニックの他に従兄弟のマギー他友達が集まり、楽しいものになった。ーーーなったはずだった。銃声が轟かなければ。
殺されたのは従兄弟のマギー。ニックと間違えられて射殺されたのだ。絶望するニック。調査に当たるポアロは容疑者をAからJとアルファベットをふる……
果たしてマギーを射殺し、なおニックを付け狙う犯人は誰!? そして犯人はAからJのうちの誰!?
感想☟
「え、えーーーっ!? あ、あなたなんですかぁ!?」
これまた絶叫失礼しました←直す気なし。
待って、待って! この展開なの!? こうなってああなったりしたのにこの展開なの!?
全然分からなかった……というかそこまで深く考えてなかった……
いやー実にシンプルな構造でしたアハッ(^∪^;)
「邪悪の家」、いかがでしたでしょうか?
次はポアロの中でも気に入っている作品です(^▽^)/