星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




TwitterもといX: 「https://twitter.com/KYoCaTHouWoR
エブリスタ: https://estar.jp/users/153193524

歴史はいかに作られるのか? ボルコンスキイ公爵家とロスコフ伯爵家の未来はーーー






◇戦争と平和 4◇ -Война и мир-

レフ・トルストイ 工藤精一郎 訳



ナポレオンの大軍は、ロシアの大地を潰走してゆく。全編を通してトルストイは、歴史を作るものは一人の英雄ではなく、幾百万の民衆の生活にほかならないという歴史観を明らかにしてゆく。また、アレクサンドル一世から一従卒まで、全登場人物559人のすべてを、個性ゆたかに生き生きと描き出すことによって構成される本書は、世界文学の最高峰とよぶにふさわしいであろう。



☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆



星組公演

昭和63年(1988年)8月11日〜9月27日

VISAシアター 宝塚グランド・ロマン

『戦争と平和』2幕40場

ートルストイ原作ー

植田紳爾 脚本・演出



文豪トルストイの不朽の名作「戦争と平和」の舞台化で、ロシアの歴史史上最も激動した時代を背景に、美しき伯爵令嬢ナターシャ(南風まい)、彼女と運命的な恋に陥る青年公爵アンドレイ(日向薫)を中心に、多彩な人物が様々に絡み合って物語を繰り広げる豪華な歴史絵巻。専科の榛名由梨が特別出演してナターシャを密かに愛するピエール役を演じた。トップ娘役の南風まいと共に、榛名由梨、同じく専科の但馬久美がこの公演を最後に退団。

*併演作品は無し。



☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆



「戦争と平和 4」です(・∀・)



遂に最終巻! 捕虜になったピエール、死の淵にあって愛と赦しを知ったアンドレイ公爵とナターシャを中心にボルコンスキイ公爵家とロスコフ伯爵家の人たちの逃避行、愛と葛藤、苦悩が描かれています。公爵、そんなところで!!。゚(゚´Д`゚)゚。と悲しまずにはいられない。 あとペーチャの死も悲しい……選りに選ってどうして最年少の子どもが!? そりゃ親は発狂するわ!



この話は確かにピエールが主人公ですが、宝塚版でトップ男役にやらせたいのはやはりアンドレイ公爵ですよね。愛は気高く美しく! そして激しく!! あと最後のニコーレンカの場面は感動します。全然覚えていなくても伝わるものがある。

一方、火のように激しい愛情ではないけれどそれでもナターシャを愛し、人間と精神の幸福の探究を続けるピエールは難役だと思います。やはりそこは4組(1988年当時)全てに出演する専科ジェンヌの出番ですよね。つーかナターシャの行き着く先、そこだったのか。よくよく考えればその通りなのかも知れないけどニコライとマーシャと違ってそっちは予想外だった。



そしてピエール。まさかの覚醒。悟りを開くってきっとこんな感じなんだろうけど、ビフォーアフターがすごい。というか好かれていない自覚あったんだな。そしてナターシャも。1巻2巻を知ると4巻の母たる姿に人間的成長を見るような、平凡な姿になってしまった、とがっかりしてしまうような複雑な気持ちに← いや母になった姿に「まぁ、落ち着くところに落ち着いたよね」と冷めた訳じゃ無いんですが何だろう……偉大な冒険者が冒険を終えた後、長く平凡な生活を送るようになったのを見たのと似た気持ちかも知れん←



「戦争と平和」は歴史群像劇としても、人間ドラマとしてもとても面白いのですが一種の学術書、歴史専門書的な顔も持っています。4巻で「いかに歴史は作られるか? 作るとしたら果たしてそれは何か(または誰か)?」その答えがエピローグの姿をして登場します。

もう、それだけで1冊の本になる。つーか別々に書きゃ良いのに……!!← 「戦争と平和」を読んでたはずなのにどうして間間に歴史専門書を読んでんだ私は← なんつーかトルストイはまどろっこしい言い方というか論じ方をするんだな!? 分かったような、分からんかったというか。というかあれか? まさか「アンナ・カレーニナ」も「復活」も間間に「人間とは?」「歴史とは?」が入るのか!?



「戦争と平和 4」でした(・∀・)/ 

しー……っ、「これ以降はご静粛に願います……」(*^o^*)