場面緘黙症 当事者、経験者、保護者の思いをつづった動画制作をします。
場面緘黙症をもつ当事者、経験者、保護者のリアルな声を動画にして作ることになりました。
作った動画はYouTubeにて公開して見れることになっております。
出演者は、場面緘黙症と不登校経験をもつ高校2年生の
のあくん。
のあくんのお母さん。
場面緘黙症の子をもつ保護者。
場面緘黙症を克服した経験者です。
場面緘黙症ってどんな症状?
話せない感覚や感情ってどんなもの?
子供が場面緘黙症になったらどんなサポートが必要なの?
という疑問を持たれる方がいらっしゃると思います。
この動画は、場面緘黙症を知ってもらいたいという思いを込めて制作します。
そこで場面緘黙症についての質問を募集致します。
頂いた質問の中でこれは大切だなと思ったことを取り上げさせてもらいたいと思います。
質問内容は、場面緘黙症に関することであればかまいません。
今回の動画では
♦場面緘黙症当事者(場面緘黙症の症状をもっている人)
♦場面緘黙症経験者(過去に場面緘黙症を持っていたけど現在は話せるようになった人)
♦場面緘黙症の子をもつお母さん(実際に場面緘黙症のサポートをしてきた人)
が出ます。
当事者、経験者には場面緘黙症の症状について経験した本人でなければ分からない思いを聞くことができます。
保護者からは今までしてきたサポートや思い疑問などを聞くことができます。
それぞれに向けた質問があれば何個でもコメント、メッセージ、DMを下さい。
場面緘黙症って何だろう?
わが子が場面緘黙症だけど、どういった支援やサポートをしたらいいのか分からない。
そういった方に届くような動画を作らせていただけたらと思っております。
ご協力頂けると励みになります。
✿場面緘黙症当事者 のあくんの思い
緘黙について
場面緘黙症については、およそ自分の意識の及ぶ領域とは思わない方が説明がつきやすい。
単に喉の緊張と片付けるよりは身体全体から縛りつけられていて一時的に制御の効かない状態にさせられていると言ったほうが的確だと思っている。
その時に自分が頑張って発声しようとする意思を持ったとしても、実際に意思が干渉してその通りになることは極端に少なく、ほぼ無いに等しい。
では喋れる場合とそうでない場合の明確な違いは何かといえば環境的な問題と言えるかもしれない。
自分の得意とする状況、環境、そして相手に恵まれたときに初めて声を出せるかもしれない可能性がうまれる。
場面緘黙症に多いのは家では普通に話せるが学校などではそうはいかない、という例であるがそれはなぜかと考えると、やはり上記の要素が関わっているのではないだろうか。
場面緘黙と付き合っていくためにはこのような自らの特性をただしく理解して上手いこと捌く必要があるように感じた。
このように言いつつ、私の一番の思いは緘黙の克服ではなく、共存だ。
喋れなくとも伝えることはいくらでもできる。
ただそれを胸にとめておいてほしい