人生の言い訳 (廣済堂文庫)/廣済堂出版

この本を手に取ったきっかけは、とてもささいな理由でした。
「しゃべくり007」という番組にゲスト出演していたオリエンタルラジオの藤森さんが、尊敬する人物に、高田純次さんを挙げていました。
それを観た時、「そういえば、高田純次さんってよく知らないな」と。
「おちゃらけた面白いオッサンのように見えるけど、本当のところはどうなんだろう」というちょっとした好奇心から、本書を手に取りました。
本の帯にある「この本を買わない君の言い訳は聞きたくない」という言葉にヤラレ、即購入し、読みました。
読み終わり、高田さんに対するイメージがガラリと変わりました。
それまでのちゃらんぽらんで適当なイメージはどこへやら。
とても真面目で誠実な方なのだなというのが、本書を読んでよく分かりました。
やはり、頭が良くなければお笑いなんてできませんね。
この頭の良さは、彼の趣味から来ているものかもしれません。
ある番組で、高田さんは趣味が読書と公言されていました。
特に、時代小説が好きだそうです。
普段の適当なイメージからは想像できません。
勉強熱心なのに、そんなところを微塵も感じさせないとてもカッコイイおっさんです。
オリラジの藤森さんが「ああいう年の取り方をしたいな」と言っていましたが、私もそう思います。
武士道的な潔さを好む日本人はとかく言い訳を嫌います。
でも、この国民性が日本をうつや自殺大国たらしめているとしたら考えものです。
ここはひとつ、
「人生は言い訳に始まり、言い訳に終わる」
「言い訳だけが人生だ」と言い切る言い訳界の巨匠・高田純次先生から人生の極意を学ばせていただきましょう。
言い訳上手になれる一冊。
行間を漂いながら生きてきた。


