岡目八目なんていうけど、外野から見たほうが物事がよくわかるってのは、わりと本当の事だと思う。

小学生の頃「私の好きな人、だれだと思う?」っていう友人の質問に、百発百中で言い当てる事ができたのは私だけじゃないと思う。

もちろん大人はそんな質問の仕方はしなくなるから、大人が相手でも誰が好きか言い当てられるかどうかはわからないけど。

 

 

 

恋じゃなくても、感情のすれ違いみたいのは常日頃起こり続けてる。

傍からはどう見たって思いやりを持ち合ってる二人が、ちょっと言葉が足りないとか、コンディションが悪いだけとかで、いがみ合ってしまうね。

そういう時に第三者視点を持てるだれかが足りない言葉を補う手伝いをするだけで、絡まった糸がほぐれちゃう時がある。

ほんと、憑き物が落ちたみたいに仲直りができる。

 

 

 

私の周りにはそういう心ある第三者たちがたくさん居て、いつもこんがらがってる私を助けてくれる。

私も周りの人たちを見守る、賢い第三者でありたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚喃キリコさんのマンガを初めて読んだのは大学生くらいの頃で、たしかblueだった。

 

 

大人っぽいな、私と同じくらいの年の子が、こんな大人っぽい恋をするのか。

って思ったけど、今この短編集を読むと魚喃さんの描く恋は若いなー!と思う。

今の私はもう、腹の探り合いする体力がない。

 

 

 

好きなら好きよって、空気読めないフリして言っちゃうかも。笑

惚れたら負けとかも思わない。

自分から惚れた人と恋する方がお得じゃないか、とすら思う。

 

 

 

でも魚喃さんのマンガ読んでると、もっと感じやすかった頃の気持ちが蘇る。

恋が上手くいかないのが一番ダメな事だった頃の気持ちが。

その頃に戻りたいわけじゃないけど、やっぱりちょっと懐かしいし愛おしい。

 

 

 

今の私の悩みは、気軽に人に相談できない。

シャレにならない深刻な人生相談になっちゃうから。

健康に対する不安や家族の行く末についての不安って、あんまり真剣に相談されたら聞く方もしんどいでしょ。

あー、悩み事からして年食っちゃったわぁと思う。笑

そんなんずっと思ってたら死にたくなるから、しっかりご飯食べて寝て忘れるしかない。

 

 

 

だから一晩でいいからそういう深刻な悩みを放り捨てて、「○○を好きになってしまった」とか言って友達に泣きついたりとかしたいよ。笑

甘酸っぱいけどしんどいしめんどくさいから、そんなのは一晩で十分だけど。