仲のいい友達と楽しく話してる気分になれるような、女性の手で書かれたエッセイが好きです。

古くはさくらももこさんの『もものかんづめ』とかね。

阿川佐和子さんとか、小林聡美さんの初期の作品とか、他にもいろいろ素敵な(というかオモロい)女性が書いたエッセイを読んできました。

しょーもない事をゲラゲラ笑いながら話すのって本当に楽しいけど、「こんなこと言ったらバカにされるかも」とか思うとつい守りに入ってしまうでしょ(;^ω^)

だからそんな気持ちをかなぐり捨ててのびのびとおバカな事を書ける彼女たちは、私のヒロインなのですよ(*ˊᵕˋ*)

 

 

 

ジェーン・スーさんもここ数年で私のヒロインになった人で、彼女の言葉の魅力はなんといっても潔いところだと思うんですよね。

例えば「今までこんな信念を持って生きてきたけど、それは違うかもしれない」とか「正しいのはこっちだけど、それを選べない時があるよ、生身の人間だもん」とか言う時。

私ならきっと、それを言うのを躊躇ってしまいます。

 

 

 

彼女は必要ならそれを堂々と言ってしまうんですよね。

さっぱりと歯切れよく言われると、「そうかぁ、これでもいいのかぁ・・・・」って。(笑)

タイトルをなぞってるだけみたいで恐縮だけれど、気風の良さにただただ心を奪われるんです。

誰に批判されても自分を裏切りたくないっていう覚悟が感じられる。

 

 

 

そういう言葉が体から出るようになるまでに、どれくらい辛酸をなめてきたんだろう。

嫌な思いはできるだけしたくないけど、彼女みたいに自分の人生に正直な人になれるのなら、って。

これからもいろんなものに触れて、いろんな気持ちになって暮らす勇気が湧いてくるんです。