ペトラ「兵長、『月が綺麗ですね。』」

リヴァイ「・・・。どういう意味だ?」

ペトラ「月が綺麗という意味ですよ。」

リヴァイ「今日は全く月が見えねぇが」

ペトラ「兵長にはわかんないんですね。」

リヴァイ「全くわからん」

ペトラ「ふふっ 兵長にもわかんないことあるんですね」

リヴァイ「俺を何だと思ってるんだ・・・?」

ペトラ「何ですかね~?」

リヴァイ「意味が分からん・・・」

ペトラ「兵長、きっともうすぐ意味が分かると思います」
 
リヴァイ「………?」

ペトラ「約束です♪」



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結局、意味わかんなかったじゃねぇかよ。

おい、ペトラ約束の意味わかってんのかよ?

………約束なんてもういい。から、戻って来てくれ。

俺の力不足で、お前たちを死なせてしまった。

あのとき、俺が………

クソ……俺はあのときエレンになんつった。

後悔しないように……か。

そんなことできねぇよ。


ハンジ「リヴァーーイ!なにしてんのーー??」

リヴァイ「………」

ハンジ「あっれれ~?目が赤いよーな??」

リヴァイ「黙れ奇行種 消え失せろ。削ぐぞ」

ハンジ「まぁまぁ、落ち着きなよ~」

リヴァイ「なぁ、お前、月って知ってるよな?」

ハンジ「え?月?知ってるよ そんぐらい」

リヴァイ「『月が綺麗ですね』とは、どういう意味だ?」

ハンジ「はっはーん。女の子に言われたでしょーー?」

リヴァイ「お前には関係ない」

ハンジ「はいはーい。」

リヴァイ「それで、どういう意味なんだ」

ハンジ「それは……………………………………だよー?」

リヴァイ「そうか。」

ハンジ「嬉しくないの??」

リヴァイ「別に。」

ハンジ「まっ!そろそろ仕事を片して来るよ。」

リヴァイ「お前、あの書類まだ終わってないとはいわねぇだろうな」

ハンジ「えっっ?べっべーつにー??」

リヴァイ「提出期限は、昨日だったはずだが?」

ハンジ「えっへへー?」ピューーーーン

リヴァイ「俺もそろそろ部屋に戻るか……」

バタッ

ねみぃ……

ちょっと寝るか……



ペトラ「兵長!意味はお分かりになりましたか?」

リヴァイ「ペトラ……?どうしてここに……」

ペトラ「そんなことはどうでもいいですよ!そんなことより意味。
    わかりましたよね?」

リヴァイ「あぁ…。」

ペトラ「どうせなら生きている時に返事、聞きたかったです。」

リヴァイ「お前は今も生きてんだろ」

ペトラ「………?」

リヴァイ「生きてるヤツらがお前を忘れない限り、お前は生きている。」

ペトラ「ふふ。そうですねっ!あーーもっとスープとか作っとけばよかったかなー?
    あーーーでも(((((((((((ry」

リヴァイ「話してもいいか……?」

ペトラ「あっ!!すいませんっ」

リヴァイ「俺はな、ずっと後悔していた。 
     あのとき、女型を早く諦めていれば。
     あのとき、俺がいれば
     あのとき、代わりに」ペトラ「やめて下さい」

リヴァイ「………。」

ペトラ「兵長は判断を間違ってませんでした。女型は倒せなかったけど
    私達、兵長のもとで戦えて光栄でした。」

リヴァイ「……………」

ペトラ「だから、兵長は私達の分も生きて下さい。」

リヴァイ「お前達といっしょにな」

ペトラ「はい!!」

リヴァイ「そういや、、『月が綺麗だな。』」

ペトラ「私も、そう思います」





パチッ

リヴァイ(俺は寝てたのか。ペトラにこの気持ちは伝わったのか?)

ペトラ(兵長、届いてますよ。)





『アナタが大好きです。』と。