ダイエットは運動と食事制限だけではない。
大庭小萬里は、マスコミには一切登場しない謎の女性。
彼女の個別指導を受ければ、誰もが痩せられる。
身体だけでなく「心のゼイ肉」を落とす事も大事だと勉強になる本でした。
途中で小萬里が
「親というものは、子供が生き生きと楽しく暮らしているのを見るのが、いちばん幸せなんです。もしもあなたの親御さんがそういう人でないなら、今後も距離を置いてつき合った方がいいでしょう」
「もうそろそろ親を裏切ってもいい頃ですよ」
「あなだがいつか親になる日がきたらわかるでしょう。子供が危険な方向へ進まない限り、自由を与えるのが最大の贐だということが」
と小菊に言う。
これに私は、はっとさせられた。
親の考えに縛られて生きている1人だからだ。
物語の中で登場人物達のダイエットに成功し心身共に成長していく様には、元気を貰いました。
未来への希望がわいてくるそんな小説です。