bodyguard 24
第23話→
「知っていたのか?」
「・・・・。」
会長は守弥さんの目をそらして
黙ってうなずいた。
盗み聞きをしていて悪い気にはなっていたが
あまりには深刻そうなかおでなかなかその場を
動くことが出来なかった。
「ごめん。僕も昨日、親父から聞いたんだ・・・。」
会長は目を合わせることなく長い髪で
顔をかくしているようだった。
見間違いではない。
手に拳を握ってかすかに震えていた。
「それで・・・?」
「え。」
震えた声で言う。
生徒の前ではいつも顔色を乱さず
凛とした表情でいる会長は1年生なのに憧れの的。
そんな会長は決して見せない姿。
よこから見ているからはっきり見えないけど
すこし微笑んだ。その微笑みさえ会長の精一杯の作り笑顔。
笑っているのはくちだけ。
目は悲しさに満ちていた。
「勇鷹はなにも言わなかったの・・・?
っ婚約破棄って言われたのになにも思わなかったの・・・・!?」
震える体。
顔は平気そうな素振りをする会長。
「・・・・もちろん、思った。けど!親父には逆らえないよ・・・。」
その言葉と同時に、握っていた拳を力なく解く。
すこし間をあけて笑いながら会長は言う。
「そぅ・・・。もういいわ・・・。」
一息おいてにこっとまた笑って、
・ ・
「じゃあまた明日ね。守弥くん。」
そういうと手を伸ばそうとする守弥さんを背に
私がいる方向に来たのでとっさに物陰に隠れた。
会長はわたしとは逆の方向に曲がると、
背中を壁に押し付け必死に口を手で押さえながら、
溜めていた涙を流していた。
放課後で、誰も通らない廊下で
会長の声をころしながらの鳴き声が聴こえていた。
以上24話でした![]()
なんだか始まってそうそう悲しい話に![]()
この話が終わるといよいよ北凰路財閥がっ![]()
でる予定です![]()
覚えてますか?![]()
忘れてますよね![]()
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ここで出てきてます![]()
