お久しぶりです。
決算プレーを続けていた中、そろそろ決算の記事を書こうと思っていたらとんでもない指標が発表されました。 今後の相場を一緒に考えていきましょう。
何が悪かったかというと、米国の雇用統計です。
周知の事実かもしれませんがここで軽ーく雇用統計のおさらい。
5月と6月の下方修正、なんと合計で▼26万人とのこと。これは、新型コロナ禍以来の大幅下方修正らしいです。
出所:
では、次に発表後の相場の動きを見ていきましょう。
先ずはドル円
発表と同時に150.56付近から一気に147.406まで下落しました。 (写真はドル円チャート15分足)
次に日経平均先物
こちらも、指標発表と同時に売られました。 (写真は日経平均先物チャート 大阪取引所15分足)
その他にも、金が上昇、米国債が下落(債権が買われた)と、ざっとこんな感じでした。
さて、今後の日経平均はどうなるでしょうか?
結論は... わかりません
と言ってもつまらないですよね。ですが、ある程度予測することはできます。テクニカルや難しいことを考えずにです。
では、やっていきましょう。
私がよく参考にしているのは 投資の森 というサイトの日経平均PERとEPSです。(個人によっては、他のサイトを利用している方もいるかもしれませんが、あくまで参考にどうぞ)
日経平均PERは通常、13倍~16倍の間で推移しています。
では、現在はどうでしょうか。
意外と高いですね。
そして次は、EPSを見ていきます。
8月1日のEPSは2468.22となっています。
これで、現在の日経平均の水準が分かりました。
では、ここからどうするか。
まず、PERを 13倍、14倍、15倍、16倍、17倍と5つのシナリオに分けます。
そして、EPS。
こちらは、決算期間中は決算発表前の水準と現在の水準の平均を計算していきます。
そうすると: 2496 (小数点以下省略、期間は7/25~8/1)
になります。
これで必要な情報が揃いました。
それでは、上記に記した5つのシナリオごとに日経平均の水準を計算していきます。
PER EPS 日経平均
13倍 2496 32448
14倍 2496 34944
15倍 2496 37440
16倍 2496 39936
17倍 2496 42432
となりました。今は、日経先物が急落してどこまで下がるかを予測したいので、17倍は参考にしません。
では、日経先物の終値を見ると今のPERはいくらの水準なのでしょうか。
計算しますと
39900÷2496=15.98倍
となりました。
仮に、これが下落相場の初期段階だとすると日経平均はまずはPER15倍の37440円前後を目指すかもしれないと予測することができます。
これで「どこまで下がるんだろう?怖いな」という余計な心配事が一つ減りました。
相場に集中できますし、冷静に判断を下すことも可能になります。
(ちなみに、金曜日大引けのEPS 2468で計算するとPER15倍は37020円になります)
結論として、このまま下がるのであれば37000円を目指すシナリオも考えていていいかもしれませんね。
これらの情報が参考になれば幸いです。
どこかで押し目拾って行きますよぉ~~~
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