二極は永久運動で廻り続けるものなんです。

陰陽図がそれを表してるのは周知のことだけれども、この、各々の中にある点、これがほんとにニクいなと思うわー。

二極は同時発生なので、単体では存在しないです。光があれは影があり、正義があれば悪がある。

悪の組織のないヒーローは、ヒーローとして成り立たない。それはもう、ただのコスプレイヤーですよね。きっと夕方になるとスーパーに買い物にいくんです。金曜日の夜には悪の組織のボスと、飲みに行ったりするんです。

もちろん番組の撮影のときはちゃんと各々の役割をするんですよ。世界は私のものだーわははははー。おのれ！魔王め私が打ちのめしてくれる！世界に平和を取り戻すのだー！

二極の中にいるとき、それは番組の世界にいるときですね。意識を拡大すると、番組の外に出ます。スタッフとして関わるってことですよね。ストーリーの設定や配役、舞台設定などがあって、その番組がつくられてるかとがわかります。もちろん、プロデューサーは自分です。

集合意識を抜けた先の他者というのは、この俳優にインタビューする感じです。さらに拡大すると、俳優ではない日常の彼等と接する感じです。

話を二極に戻しましょう。

感情はこの二極をダイナミックに動かすエネルギーです。そこにある認識・情報を使ってドラマを作ります。

ぐるぐる思考になってるとき、感情が動くときは、この陰陽図の中にいるときです。ドラマは陰陽図の中で繰り広げられています。

そのドラマから抜けるのは、陰陽の回転を止めることではなく、そこから出ることです。終らせることではなく、飽きることです。これを解放といいます。

終らせることに達成感を感じると思いがちですが、そうばかりでもなく、私の体感で言えば自分がそのドラマの中にいる理由や感情を理解し、パズルのピースがはまるときに達成感を感じて脳内快感物質が放出されます。

このとき「あ、そうか！」と口にします。

そう、わかったときですね。

二極は廻ります。そういうものなのです。

だから、そういうものとして、そっとそこから出るだけなんですね。

自己認識の旅はたぶん終りはないのです。

だから、なにも解決することなく、たくさんの陰陽が廻る様を見て、ああ、廻っているなぁと思うとき、菩薩のように微笑みます。このときの感情を慈愛といいます。

どうせ終りはないのだから、

のんびり行きましょう。

(^-^)v

考察／二極は廻る