映画の吹替とアラン・ドロン。 | オーストラリアひまつぶし人生

オーストラリアひまつぶし人生

アラカンの女がオーストラリアでヒマ人生活。大阪とパースを行ったり来たりする日々を過ごしています。
これは毎日に想うことをイラストを交えながらつづったブログです。

日増しに
暑くなってきた
オーストラリアから
こんにちは〜💗
 

 スペアベッドルームの
クローゼットの整理を
していたら
段ボール箱の隙間に
1枚のDVDを発見!
 
 
アラン・ドロン主演の映画
「ゾロ」(1975)
であった。
 
 
懐かし~爆  笑爆  笑
 
 
 
 
そういえば
かなり昔
日本に里帰り中に
100円だったか
大安売りしていたので
買った記憶がある。
 
 
見始めたら
イタリア語の吹替で
口の動きと音声が
全く合わず
嫌気がさして
殆ど見ないで
10年以上
そのままになっていた。
 
 
 
この映画の
1部分をご覧ください。
(11秒間です)
 
 
 
ね? 半世紀近く前の映画
だとしても
ひっどーく雑な吹替でしょ?
 
 
で・・・ここでちょっと
考えるBooBoo。
 
 
イタリア語の吹替が
入っている
ということは
 
アラン・ドロンは
母国語のフランス語を
話しているということか?
 
上の映像を
観ていると
いくらイタリア語に疎い
BooBooでも
アラン・ドロンの吹き替えの声が
 
perché? perché?

(なぜだ? なぜだ?)

 
と言ってるのはわかる。
 

 
でも
アラン・ドロンの口の動きを
じーっと見ると
BooBooの目には
英語で
 
 
Why?  Why?
 
と言ってるように見えて
仕方がない。
 
 

しかし
アラン・ドロンはフランス人。

ロケが行われたのは
スペイン・・・ 



いったい
アラン・ドロンは
この映画で
何語を話している
のだろうか???
 
 
 
グーグル先生に
「Alain Delon Zorro English」
と探してもらったら
 
英語版が
YouTubeで見つかった。
 
その英語バージョンで
先ほどのシーンを
もう一度どうぞ。
(10秒間) 
 

 
 
これは
吹き替えじゃなくて
アラン・ドロンが
話している!
 
 
英語だったんだ~
 
 
と今更ながらに
分かったのでした。
 

この英語版を
観てみたら、
イタリア語版より
ずっと自然で
内容に集中することが
出来ました💝


始めて
最後まで
映画を観ました(笑)



口パクを
気にしないで済むし(笑)
 
 
相手役のオッタヴィア・ピッコロの
イタリアンアクセントまじり
の英語も味があるし、
 
 
 
悪役を演じる英国俳優
スタンリー・ベイカーも
英語での演技なので
本領発揮というところか?
 
 
 
一昔前のヨーロッパ製作の映画は
こういう吹き替えが
一般的でしたが、
時には
こういった混乱を招きます。
 
 
 
もう1つの例として、
アラン・ドロンが出演している
ルキノ・ヴィスコンティ監督の
「山猫」(1963)
 
 
BooBooがこよなく愛する
映画作品の1つですが
ここでも吹き替えが
ミステリーを生んでいます(笑)
 
 
この映画は
全編がイタリア語吹き替えに
なっています。
 
 
しかし
 
 
 
名演した
バート・ランカスターはアメリカ人。
 
 
 
 
 

 

 

クローディア・カルディナ―レ(左)

はイタリア人だけど、

アラン・ドロン(右)

はフランス人。

 

 

一体

彼らは映画では

実際何語を

話してたんだろう?

と気になるBooBoo。

 

 

調べてみると

クローディア・カルディナ―レは

イタリア語

アラン・ドロンは

フランス語

そして

バート・ランカスターは

英語

話して演技していたそうです。


 


そりゃ

相手が何を言ってるか

分からんで〜(笑)


 

なんか撮影現場は
色々な言葉が混じって
ごちゃごちゃに混乱しそうですが、
結局は
素晴らしい映画に
仕上がるんですね~
 
 
ありがたいことに
最近はほとんどは字幕での
翻訳なので
こういう吹き替えに
振り回されることは
少なくなってありがたい限りです。
 
 
 
<おまけ>
 
 
「ゾロ」(1975)で
アラン・ドロンの相手役をしていた
オッタヴィア・ピッコロは
実は「山猫」(1963)ででも
アラン・ドロンと
共演していましたよ飛び出すハート
 
 
 
バート・ランカスターの娘役
(写真左から2番目)。
まだまだ子供子供していますね
(笑)
 
 
12年経つと
こんなに美しくなるんですね。
 
 
 
ここに
「ゾロ」と「山猫」の予告編
貼っておきますので
よかったらご覧ください。