ネガティブ・ケイパビリティとは
・不確実なもの未解決のものを受容する力
・答えが出ないことに耐えられる力
・グレーな状態に耐える力
・葛藤する力
・しっかり落ち込める力
・2つの選択肢で揺れる気持ちを誤魔化さずに、そこにとどまって今揺れているんだなと受容する力
などと言われています。


私たちは、わからないことには
不安や不快を感じるし

不思議なことや嫌なものが
そのまま放置されていると落ち着きませんよね。

なので、そうした状況を回避しようと
いろんな意味づけをしてなんとかわかろうとします。

だからノウハウやハウツー、マニュアルが大歓迎されているのです。

そして私たちは普段から問題解決のために
的確で迅速な対処を求められたり
そういった教育を受けてきました。

つまり
現代社会に適応してきた私たちには
ネガティブ・ケイパビリティという能力が
育っていないのかもしれません。



「どうにも答え の出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」や
「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力」は
あまり聞かないですものね。

私たちの人生にはどうにも変えられない
ということがあります。

そんな時に、
必ず対処しなければいけない
解決の方向性を見つけなればいけない

それだけだと何も見つけられなかった時に
絶望に行き着くこともあるのではないか・・。


解決しないままのものを置いておけることや
宙ぶらりんの状態をなんとか持ちこたえる
そんな能力があると知るだけで
少し楽になるし、ふんばる力が身に付くのではないかと思う。


そんなネガティブ・ケイパビリティという概念を知って
私自身が衝撃を受けたので、ぜひ皆さんにも知ってほしいと思い

記事にしました。

 

 

<参考文献>
ネガティブ・ケイパビリティ (著)帚木 蓬生

 
 

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