私大医学部入試は近年難化傾向にあります。かつては名古屋大学医学部を合格する能力があれば、藤田保健衛生大学医学部や愛知医科大学医学部などは余裕といわれていた時代がありました。また、国立医学部のセンターボーダーを切っても、記述力があれば私大など余裕と言っていた時代・・・・・


しかしながら、こんなことを言っている時代はすでに終わりを迎えています。国立と私立は学費面で大きな差を持っていても学力差はさほど変わらないという現象が起きています。


さっそく今回のテーマは「なぜ、私大医学部がこれほど難化したのか?」


この現象には様々な要因が考えられます。


(1)不景気の影響により、浪人して国立に行くよりは合格した私立医学部に入学するという考え方が普及したこと。


(2)私立医学部が軒並み値下げをしたこと。


(3)私立専願の受験者が2000万円代の医学部を浪人せずに、3000万円代の医学部に入ることが増えたこと。


これ以外にもさまざまな原因が考えられますが、私大医学部の大きな特徴は分析して、傾向を知らないと浪人生に太刀打ちできないことです。


浪人生は演習量が確保できますので、安定した学力が期待できます。


逆にいえば、私大医学部は傾向を知れば勝ちとなります。偏差値75あっても不合格になりますし、偏差値55でも綿密な対策があれば合格する可能性はあります。!!


私自身も多くの医学部受験生に接してきましたが、合格する人と不合格する人の大きな違いはやはり対策したかどうかの違いにつきます。


藤田保健衛生や愛知医科や東邦医学部の試験が一週間を切ろうとしています。

これらの大学は受験する人が多いと考えられますので、よく粘って対策してください。