麻里先生に聞きました!母乳育児の医学的質問とその回答
8月2日(金)、母乳110番相談員&研修生のための特別企画として、
母乳110番顧問、産婦人科医である村上麻里先生を講師に迎え
勉強会を行いました。
母乳110番、顧問の村上麻里先生は、3人のお子さんを
母乳で育てたママの産婦人科医です。
相談員としておっぱいママとして、ドクターに聞いてみたいことが山ほど!
ある私たちの質問に丁寧にひとつひとつ、答えてくださいました。
その一部をご紹介します。
★「母乳が出ないんです」という患者さんに対して
「あ、出ないのね」と言ってはダメ。
必ず「どうして出ないと思うんですか?」と聞くこと。
★「母乳が出ない」には3種類ある。
ひとつは「母乳ではなく、自信が足りない」もうひとつは「分泌不全」、
そして「摂取不足」
★成長不良の心配に対して、医師はどこを見るか。
「体重の伸び」「身長の伸び」「頭囲」の順に影響が出るので、そこを見る
★飲ませ下手なケースがとても多いが、ポジショニング(姿勢)
の指導で改善することがほとんど。
「赤ちゃんのおへそがお母さんの方を向いていますか?」
といった説明がわかりやすい。
冷静に観察しつつ、お母さんの心と身体、生活や事情に
寄り添いながら具体的にアドバイスしていくやり方は、
とても勉強になりました。
「患者さんにとっては、医療者のアドバイスよりも、
身近なお母さんから『私、こうだったわ』と
言ってもらえた方が安心するので、
母乳110番のような活動はとても大事です。
すっごく応援しています!」
と力強く語る麻里先生に、相談員一同、とても勇気づけられました。
ありがとうございました。
(勉強会の内容は、来年度発行の母乳110番作成の小冊子になる予定です。どうぞお楽しみに)