昨日は今年一番大きく見える満月でしたが、
皆さんは夜空を見上げてみましたか?
そして、今は東に昇ってくる月の反対側、
西には彗星があります。
日没後の低い位置に見えるので、建物などがある場所では
隠れてしまっているかもしれません。
でもかなり明るいので、見える場所ならすぐに見つけられます。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/10-topics05.html
我家から5分くらい歩いた所に西に開けた自然公園があるので、
昨日はそこまで双眼鏡を持って行って来ました。
同じことを思う人はいるもので、
立派な望遠鏡やカメラを構えている人や、
親子連れなど、10人弱くらいの人が西を向いて立っていました。
楽しそうに会話をする人、
真剣に望遠鏡とカメラと向き合っている人、
じっと西の空を凝視している人、
色々な人がいました。
東に満月、西には彗星だなんて、
なかなか贅沢な天体ショーですよね。
この紫金山・アトラス彗星は、
有名なハレー彗星などと違って、太陽への接近は1度きりなので、
地球からは今後2度と目にすることはできません。
では、この彗星はどこからやって来たのでしょう?
上のリンク先、国立天文台のサイトにも書いてありますが、
おそらく、オールトの雲からやって来たと思われます。
オールトの雲とは、太陽系の最果てで、
彗星の巣と考えられています。
太陽の周りを回る彗星と違って、放物線状に飛んでいく
紫金山・アトラス彗星は、今後どこへと旅をして行くのでしょう?
いつか彗星としての寿命が尽きる時は
太陽の影響から離れているのでしょうか?
旅するものには浪漫と孤独を感じてしまいます。
天気にさえ恵まれれば、20日くらいまではよく見えると思います。
もし興味のある方は、晴れた西の低い空を探してみてくださいね。