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立夏です
熱い
おやつの時とお客さんが来ている時以外は基本寝てます。
寝る・・・それが彼らの仕事
午前中は日差しも強くてお客さんもパラパラと来てくださってましたが、
午後からは風も吹いてきて、お客さんも少なく、久しぶりの平日らしいのんびり静かな1日です。
こんな日は、外へ出張へ出かける人、寒冷紗を取り付ける人、HPをがんばる人など
一見暇そうだけど、それぞれがバタバタしています。
そんな時、事件は起こりました。
ガチャーーーン!!
なんだなんだ??
ツタが落ちたぁ~
鉢が割れたぁ~
風が強くなってきたので、バランスの悪い文人盆栽や、小品盆栽を非難させ、
お堂を閉めて、やれやれ。
この時期の盆栽に風に強く当てると、後々で悲惨な現実が待っているのです。
・新芽が風でカシャカシャになる
理由)根からの水揚げの量と、風で葉から蒸発される水の量のバランスが取れず、
結果、葉が痛む。
それにより、秋の紅葉がだめになる。
それにより、リースに持って行く盆栽がなくなって、困る。
対策)・葉水をかける
・風の当たりにくい場所へ置く
・祈る
去年は風で葉が完全に妬けてしまったらしいので、絶対に今年は同じ間違いを起こさないように
気をつけています。
話は代わりますが、盆栽界には、鉢の修理屋さんという職業がございまして、
雨竹亭でもポツ・ニュウ、窯キズなどの直しは、専門の方にお願いしてます。
下の鉢は、縁にポツが数箇所・中にもニュウがございましたので、
今回は、銀と鈴で直していただきました。
銀直しすると、土の茶色と、銀との色がはっきりと分かれてしまって
いかにも「直してます!!」って雰囲気になってしまうので、
薬品を塗って、分かり難くします。
その薬品とは、
パティーナちゃん♪
以前まではブラックパティーナを使用していましたが、
黒くなりすぎてしまうとの理由で、
今回は始めての挑戦で、普通のパティーナを使用してみました。
①まず、筆にパティ子を染み込ませ、
直した部分に塗っていきます。
注)ムラの出来ないように万遍なく端も塗りこむ
②すぐに色が替わるので一度止めて、ティッシュで拭く
③更に塗りこむ
その繰り返しで周りの色に似てきたら完成!
※間違えたり、ムラが出来てしまった場合はタワシでこすって、やり直す。
ただ塗るだけなのに私がやるのと、プロがやるのでは全く出来上がりが違いました。
色を塗るだけでも難しいのに、壊れた鉢を直すのってどれだけの時間と手間をかけるのでしょうか。
仕事そっちのけで鉢の修理に夢中(〃∇〃)
楽しかった♪
このパティーナという薬品は、そもそもは、ステンドグラスの縁を古めかしくする為に使用するらしいです。
今回は銀&鈴という材料の上に塗ったので、
色むらが出来やすかったみたい。
次回は鈴だけでやって、どんなもんか検証して見たいと思います!!
完成の様子。
いかがでしょうか。
始めに比べて直した部分がわかりにくいでしょ??
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