【発語なし・指さしなしさんの体験レッスン】
今回の体験レッスンさんは
もうすぐ2歳になろうとしている
男の子との「はじめまして」でした。
行政での対応もいまいち。
はじめての育児に戸惑うお母さん。
たしかに喃語をうにゃうにゃと言っていて、
言葉にはなっていなかったり、
興味や関心もちょっと弱いかな?と
見受けられる面もありました。
でも
場所見知りや人見知りもなく、
歩いたり走ったりの
身体の機能面は期待できるし、
泣いたり笑ったりの表情も安定していて、
なにより
ちゃんと目が合うところが
私としてはとても嬉しかったところでした☺️
どんな遊びが
楽しいと思えるのかな?と
探りながらピアノを弾いてみたり、
モンテッソーリの教具を出してみたり。
おうちでの様子をうかがったりしながら
お話させていただきました☺️
お話の途中、
わたしもかつて抱いた歯がゆい思いを
思い出しながら語っていると
お母さんの思いがあふれだして
泣きながら聞いてくださいました。
ありんこの体験レッスンで
はじめてお会いするお母さんが
泣きだすのは「よくあること」。
その涙には
子どものことを一生懸命考えてきた
ピンと張った糸が和らぐ瞬間。
焦りや不安、
いらんな選択肢を突きつけられた思い、
将来のことを自分が
判断しなければならないプレッシャー、
右も左も分からない子育てを
しているのに、
その上覆いかぶさってくる
厳しい言葉などなど。
そりゃ涙も出ますよ。
そんなことをつらつらとお母さんから
聞かなくても
私には見ればわかります。
療育を受けるために診断名が必要なら
病院に行くのもひとつの手段。
療育療育と言うけれど、
ほんとうに大事なのは
「お母さんが見守り方を知る」という手段もあります。