メリルは8%近く上昇。ダウ構成銘柄ではバンク・オブ・アメリカが約15%、JPモルガン・チェースが約8%上昇するなど金融株が上位を占めた。原油安を受けてゼネラル・モーターズ(GM)も8%高。決算が市場予想を大きく上回ったUSスチールは14%上げた。売上高が好調で、見通しも強気と受け止められたSAPが高い。
12日前場の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落した。前引けは前週末比23円30銭(0.17%)安の1万3632円4銭だった。前週末9日の米株式相場が金融不安の台頭で下落したことを受け、東京市場でも銀行株が売られた。外国為替市場で円相場が1ドル=102円台に上昇して始まったことから自動車株など輸出関連株の下落も目立った。東証株価指数(TOPIX)も続落した。

 朝方に日経平均の下げ幅は一時、100円を超える場面もあったが、その後は外国為替市場で円相場の上昇基調が一服したことから一部の電機株は買われ、徐々に下げ幅は縮小した。日経平均が25日移動平均線(前引け時点、1万3512円)を下回らなかったことで、いったん買い安心感が広がったとの見方もあった。

19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発。前日比80銭円高・ドル安の1ドル=99円ちょうど―10銭で取引を終えた。米国株式相場の下落などを受け、円買い・ドル売りが優勢だった。

 米株式市場でダウ工業株30種平均が300ドル近く下落した。投資家のリスク許容度が低下するとの見方が広がったことが円買い・ドル売りを促した。一部の欧米金融機関が多額の評価損を計上するとのうわさが出て、投資家心理を冷やしたとの見方もあった。

 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が0.75%の利下げを決め、声明文でも追加利下げを示唆した。前日は株高を受けて円売り・ドル買いが出たものの、ドル先安観は根強いとの見方が改めて意識されたという。この日の円の高値は98円67銭。