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あっき~子育て奮闘記*3番目はメープルシロップ尿症〜13歳で天使に

3番目に生まれた娘はメープルシロップ尿症というきわめて稀な先天性代謝異常症。
病気の発見が遅れ、重度の知的障害も残ってしまいましたが飛びきりの笑顔と明るさで癒してくれる、そんなぴかりんが2015年8月、天使になってしまいました。

ブログは更新していませんでしたが
3月に母の四十九日、
この連休に百か日が終わりました。


1月からも引き続き
月1回、新幹線で実家へ帰ってきています。


実家へ帰ってくると
母の寝ていた部屋にベッドが無く
いつも娘である姉や私が来るのを
楽しみに待っていてくれた母の姿がないのは
とても寂しいものです。


この連休、庭には
母が大好きだったジャーマンアイリスの花が
真っ盛りでした。
父いわく、今までで一番たくさん咲いている
との事。
母がいたら
毎日、眺めて楽しんでいた事でしょう。
きっと母が咲かせてくれているんでしょうね。


昨年の今頃、
通っていたデイサービスの中庭にも
この花を持って行ってあげたい、
と母が言うので
花が終わるのを待って
2色のジャーマンアイリスを
母に聞きながら、私が
植木鉢に株分けをしました。
うす紫と濃い紫の大きなあやめのような花です。
来年、蕾が付いて花が咲きそうになったら
持って行こうね、と話していたのです。
デイサービスの中庭に飾ったら
みんな喜ぶわ!と
母も咲くのを楽しみにしていました。
4月に実家へ帰った時に
父と2人で、お世話になったデイサービスに
届けに行ってきました。
職員の方も覚えてくれていて
「◯◯さんが見守ってくれていると思って
大切にしますね。」
と涙ぐみながら喜んでくれました。


自宅へお坊さんが来てくれ
百か日の法要を行なった翌々日、
母の太極拳のお友だちが4人
訪ねてきてくれました。
太極拳の段をとるために通っていた教室
などで知り合い、
月に1回、うちで
母を含め4〜5人で太極拳の練習をして
一緒にお昼ご飯を食べ、
最後に皆さんに
やはり母が以前習っていた整体
をして差し上げるというのが
恒例になっていたそうです。


どの方も口々に
「◯◯さんが亡くなったなんて
今でも信じられないわ」
と。


そのうちのお一人の方が
「本当に◯◯さんは、おだやかで
どの人にでも分け隔てなく優しく接してくれて
神様みたいな人でしたよ。
初めてお話しした日から
大好きな方だったんです。」


また別の方も
「特に◯◯さんが凄いなぁと思ったのは
病気になってからも
病気の事をグチや不満を言うこともなく
嘆いたり悲しんだり…というのも
外には全く見せず
あるがままを受け入れていらっしゃるというか
全てをご自分のこととして受けとめてらして
おだやかでおられたこと。
私だったら、なんで私が…とか
病気になってつらい!とか嫌だ!とか
言わずにいられないと思う。」


「ご病気になるとお見舞いとかで
人に会うのも嫌だという方も多いけれど
◯◯さんは、いつでも
『来てくれてありがとう!
会えて嬉しかった。』
と喜んでくれて、私たちも嬉しかったです」


などなど
もちろん亡くなった人のことを
悪くいう人は無いのでしょうが
母のことを亡くなったあとも
こうして遠くから訪ねて来てくださり
母の生き方を良く話してくださり
思い出してくれる…
とても嬉しいことです。


母のことを改めて尊敬し
そして、心が温かくなる一日でした。