コリント書、第十三章。見えない弾がいつもどこにいても飛んでいる。それに当たって死ぬなんて、誰も信じていない。でもその見えない弾は無数にこの街に放たれ、どこにでも飛んでいる。それが見える人には殺人も事故死も唐突ではない。愛は妬まず高ぶらず誇らない。