先週末に報道等がされてた、道の駅「サーモンパーク千歳」について考えてみる


(報道の影響なのか平日の駐車場は混んでいた)

過去に、北海道のスタンプラリーを3年連続で全駅を達成した者としての感想を書いてみたい
しかし、直近の報道等では詳しい詳細が伝わっていないので、この時点での今回起きている事への発言はしないほうが良いのかなと

日頃から、道の駅への運営については色んな角度から考えていた事があったので、今日は基本的な事に触れてみたい

自分の定義は、ドライバーの休憩スペースと、その土地の情報収集場所としての役割が道の駅の基本と考えています

運営については、各市町村、第三セクター、民間とかがあり、先の2つはどこもが経営に行き詰まり、多くが民間へ移行していったと思われる
民間の中でも、大手企業、地場大手、地元企業・起業等があるのかと

大手は、今回のサーモンパーク千歳……とか
地場は、流氷街道網走オホーツク……とか
起業は、ピア21しほろ……とかなのかな

数日前の報道によれば、2025年にTSUTAYAの運営会社が複数の企業とタッグを組み余市町の道の駅の運営を始めるとか

理想は、地場とか起業とかが良いと思うが、現実は北海道の気候、道の駅の数の多さ、魅力のある施設や商品作りのために体力が無くなる所も多い

北海道は、今の時期は雪があるため、観光目的の車の移動は極端に減るのが基本です
札幌近郊の千歳や恵庭などそれなりの所もあるが、当別などは吹雪が多く寂しい日が多い
ましてや、その他の地区だとほぼ閉店の状態……
積雪の多い道の駅は、除雪の人員と費用は何処の負担なのかな

道の駅の多さは全国でもトップクラス
2箇所道の駅の持っている市町村もあり、自治体のサポートが手薄になったのか、大滝や足寄湖などが閉鎖をしている
しかし、その後も増え続けているは、現状を理解していない自治体が多いのかも
どこかのドミナント戦略で立ち行かなくなったオーナーさんをイメージしてしまう

コロナがあったため、この数年の観光客の推移・動向を分析出来ないが、これから回復して以前のような観光客が押し寄せても、全ての施設が潤う事は考えにくい
中国の景気減退で以前の団体客が減るのではとの報道もあり、現時点でも運営と言う意味では、既に過剰状態になっているかもしれないと考える

各道の駅間でのしのぎ合いと単純に考えがちだが、既に昭和の時代からある観光地・景勝地に施設があり、温泉・リゾート施設があり、いたる所に産直販売所あり、アウトレットモールがあり、そして空港がある
富良野は道の駅を作らずマルシェを作った

サーモンパーク千歳に話を戻せば、北海道の玄関口の新千歳空港があり、アウトレットモール・レラがあり、最近、充実してきた花ロードえにわがある。
お土産と言う分野で考えれば、新千歳空港に勝てる要素はほぼ無いのかもしれない

漠然と全方位的に展開するのではなく、絞り込む事が今後は必要だと考える
外国人観光客、国内観光客、道内観光客、道の駅巡りの人達、又は狭いニーズ、聖地とか……
他が追随出来ない、圧倒的な個性が必要かも

つづく。  かな……(汗)