聖女の救済/東野 圭吾 | Bon livre –いつか最良の一冊と出会う–


聖女の救済 (文春文庫)


※ものすごいネタバレあります!!

初めから犯人が明示されていて、
トリックを暴いたり、決定的な証拠を見つけたりするような
ミステリーはあんまり好きではないのだけど
中盤過ぎてからおもしろくなってきたなぁ。

たぶんトリックが、説明されてもよくわからないような
小難しい仕掛けではなくて、
でも普通は思いつかない意外性があったから。

そこまでやった犯人が、当日の行動に怪しまれる要素満載というか
グラスとか水やりとか、つめが甘いのが気になるけど。

ずぼらな私ですら、泊まりで出かける前は洗い物なんて残さないぞ。

家全体がうっすら汚すぎて、
浄水器や排水溝周辺に埃が積もってても
怪しまれないっていう利点はあるよね!果たして利点かな!

それに、うちの夫は、私がぼーっとしている間に
自分でパスタとか作って食べてるからダメだな。
待ってよ!まだアリバイ作ってないんですけど!ってなる。

その前に自分で仕掛けたことを忘れてうっかり飲んじゃう。
FIFAの歴史に刻まれるスピードでオウンゴール決めちゃう。

まぁ、私だったら、殺すくらいなら離婚するけど。
その前に「ライフプラン」を聞いた時点で結婚をやめ…
ないわ!とりあえず出来るならOKしちゃうわ!

どうせ結婚するから作っちゃおう婚の私たちですが、
夫は子供出来なくてもプロポーズするつもりだったし
夫婦二人だけの生活も楽しいんじゃない、
と言ってくれた!亜ヒ酸を仕込む必要なし!

薫ちゃんが福山雅治を聴いてるという
ちょっとしたオマケがいいね。