世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
これは、まだ読んでいないけれど読んでみたい作品の内容を、
あらすじから想像するというなんの参考にもならない記事です。
今回は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』です。
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
(Amazonより引用)
ずっと言ってますけど、村上春樹さんが苦手で。
村上春樹さんがっていうか、村上春樹さんの小説が。トラウマレベルで。
でも、この本はおもしろいと何度も薦められているので、
いつかちゃんと読もうと思っています。
一角獣ってユニコーンですよね。ユニコーンの脳みそをすする主人公。
完全にサイコパスですね。そりゃあ世界の終わりですわ。
そんな光景を見たら絶望しかないわ。サイコパスは一角獣の夢を見るか?
で、〈僕〉をそんな人間にしたのが老科学者だと。
チップ的なものを埋め込んで、電流でも流したのでしょう。
〈僕〉が現実だと思っているものはすべてバーチャルでしかないんでしょう、本当は。
〈僕〉に見えている世界と、現実の世界が平行して描かれると。
大丈夫?これ読めるかな?いつもの挫折するパターンじゃない?
冒頭のエレベーターのシーンは、脳科学者の実験室に向かうところだったんだろうな。
あらすじの「幻想世界」の4文字だけで決心が揺らぎそうになるけど、
絶対にもう一度チャレンジします。
紹介文だけでも村上ワールドを作り出してるってすごいな。
想像すらできない。あらすじからの想像が全然できない。
『ノルウェイの森』とどっちが読みやすいだろうか…とさっそく逃げそうになってる。
『博士の本棚』のなかでも、小川洋子さんが絶賛していた村上春樹。
この壁を越えないと、「本が好き」とは言えないのかもしれない。