注文の多い料理店―イーハトーヴ童話集 (岩波少年文庫 (010))
新しいカテゴリ作りました。
1日1冊紹介するというコンセプトでやってきたわけですが、
勝手にルール決めて勝手に書いて勝手に自分の首しめてただけなのですが、
さすがに1日1冊読了できるわけもなく、過去に読んだ本を思い出して書いたりしても、
ストックもつきてきて、もう有休とって図書館にこもるしかないとまで考えて
ふと気づいたんです。人生かけすぎって。
そんなにかけたら糖尿病なるよ!ってくらいかけてた。人生はそんな甘くないけど(うまい)。
で、思いついたのが、まだ読んでないけど読んでみたい本を紹介しよう、と。
あらすじ読んで内容を想像しよう、と。なんの参考にもならない!
というわけでこちら、『注文の多い料理店』です。マイペースな司会でお届けします。
えっそれ読んだことないのってなると思うんですけど、
「全米が泣いた」っていても絶対泣いてないアメリカ人もいるし、いいじゃん(むりやり)。
これ、レストラン行ったらカレーやらスパゲティやらたくさん壁に貼られてて、
選べなくてなに食べていいかわかんないどうしようって話だと勘違いしてたの。
それ「注文の多い」じゃなくて「メニューが多い」料理店だよね!
つい最近それに気づいて、えっ、料理店側がめっちゃ注文するとか、
なにそれおもしろくない?ってなったの。遅い。
それでやっと読んでみようと思って、あらすじを調べてみました。
「すきとおったほんとうのたべものになること」という賢治の願いがこめられた童話集「注文の多い料理店」を、挿し絵とともにすべて収める。
(Amazonより引用)
ところてん屋さんの話です。
さびれた商店街にある、今にもつぶれそうなところてん屋さんが一念発起して、
新しいところてん作りに挑戦する。かぎりなく透明に近いところてんを作ろうと。
そこに通りがかった老舗の料理店の主人が、これをうちで使わせてくれ!と頼んでくる。
大口のお客に喜んで、ところてんをたくさんお店にもっていったが、
数日後、透明でありながら料理に彩りを添えるような存在感が欲しい、という要望がくる。
ここで、先日、WEBデザインの仕事で「重厚感と高級感のあるページ」を頼まれ、
黒や茶色を貴重とした大人っぽいデザインで仕上げて見せたところ、
クライアントから「重いのでパステルカラーにしてくだい」と修正を入れられ
「おまえ懐石料理にマカロン添える料亭見たことあんのかよ!」ってキレかけた私は、
ところてん屋さんに同情して号泣するでしょう。鼻からところてん状のものが出るでしょう。
なんやかんやと注文をつけてくる料理店の主人に、ぐっと歯をくいしばって応え、
新しいところてんを次々と開発したところてん屋さんは、
全国に支店を置く大店になりましたとさ。めでたしめでたし。
っていう『下町ロケット』みたいな話だと思います。
『下町ロケット』も読んだことないけど。