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今週の夜の映画鑑賞は、
『Sauver ou périr』(2018年)
邦題『スルー・ザ・ファイヤー 炎の傷跡』
仏監督 フレデリック・テリエ
主演 ピエール・ニエ
アナイス・ドゥムスティエ
パリで消防士をしているフランク。命は取り留めたものの全身に大火傷を負ってしまったフランクとその妻、家族や職場の仲間、フランクを取り巻く人々の様子。愛と再生の実話をもとにした物語。
ネタバレ含みます*
あらすじや予告動画を見て、やっと見ようという気持ちになった映画。
主人公ピエール・ニエ演じるフランクの人柄が男前。フランス版『漢』。パリの消防士が硬派な姿で描かれています。その後、心身ともに崩れて精神が不安定になり泣き叫ぶ様子は、やっぱり、フランスだな、と思わせるけど、身体が回復していくにつれて、最初のフランクになりつつあり、最後の夫婦の気持ちが通い合うことになる フランクの妻への語りかけは良かった。
フランクは自分の思いを言葉にするのがうまい。発言や振る舞いが時に乱暴だけど本当は誠実な人間。全然頑張っていないけど言語化がうまいから周囲の女性らに応援されてる。😀
アナイスさんの演じるフランクの妻も素敵。
ナチュラルで演技しすぎない姿で。究極の愛の物語で素敵。普通の日常の一部を美しいものに魅せる監督フレデリック・テリエの演出も結構好き。
辛いストーリーだったけど、心にじんわりと残る一作。。
気になった言葉
intervention (消防の)出動
À la tienne! (君の健康のために)乾杯!
gamme 音階
caserne (女性名詞) 兵舎
etre à la caserne 入隊している
brigade (女性名詞) 軍隊、部隊
guignol 道化者 ,滑稽な人, 芝居人形
vieillard 年寄り
assistance sociale 社会事業
quoique . . . にもかかわらず