ども、ゆーいちろうです。
本日はめずらしくシニア世代の方の話。
僕の祖母は86歳で元気に猫と2人で暮らしてるんだけど、
祖母のお友だち、なのでおそらく80代のおばあちゃんの方、Aさんの話です。
Aさんはこんなご時世なので久しぶりにミシンを引っ張り出してマスクを縫おうと思ったそうです。
すると何年も使ってないのでミシンが動かない。そこで電話帳か何かでミシン屋さんを調べて、家に来てもらったそうです。
ミシン屋のおじさんは部品の取替が必要だと言って、そのミシンを持って帰ったそうです。
僕は祖母と母が話しているのを横で聞いていて、「ん? 部品の取替で済むのに持って帰ったのか?」とひっかかりを感じたのですが、黙っていました。
すると祖母の話はどんどん胡散臭くなっていくんです。
翌日、ミシン屋のおじさんがまたやってきました。ミシンを持っていますが、Aさんのミシンではありません。
そして言うには「Aさんのミシンは部品取り替えに時間がかかります。だから代わりにこのミシン、いかがです? 負けときますよ」。
しかしその持参したミシンというのは、もともとのAさんのミシンよりも全然小さいし、カバーもないし、明らかにランクの低い商品。
しかも「3万円でいいですよ」とか言ってるらしい。祖母が言うには、その小さなミシンは2万円でも「高い」と思われるようなものだそうです。
Aさんもさすがに「このミシンが3万円は高すぎる」と抗議したらしいんですけど、この時点でもうミシン屋のペースにはまってますよね。
ミシンの修理の話が、新しいミシンを買う話にすり替えられているのに。
結局、ミシン屋に2万円支払ったそうです。
そのミシン屋の話術が巧みだったのか、それとも家に入り込んできた男性だから抗議できなかったのか、Aさんは完全にミシン屋の言いなりです。
そもそも部品交換なのに持ち帰るという話になったときも、「ミシン屋さんが強引に持ってっちゃったのよ」と言ってたそうです。
Aさんはお気の毒に自分が使い慣れたミシンを取り戻せないままです。
祖母を含む友だちには「もういいのよ、取り返す気力もないし……」とあきらめムードで話していたそうです。
ミシン屋としては、故障した機種を引き取って新しい機種を売ったつもりなんでしょうか。
それにしても価格が高すぎる。しかも、祖母に言わせるとミシンは小さかったり軽かったりするのは逆に使いにくいそうなんです。がたがた揺れちゃうそうなんですよね。
Aさんがきちんと意思表示をしなかったという点も良くないですし、最終的にはお金を支払ってしまっているので、「それは納得したからでしょう?」と言われても仕方ないのかもしれませんが、
ご高齢の女性だからと足元を見るようなビジネスは許せません。
これ、僕のおばあちゃんの話だったらそのミシン店に乗り込んでいくからね
買って後悔するなんて悲しすぎる……
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