キーボードでピアノを習うこと。差別はしないけれども、区別もしません。
昨日の記事に書いたように、基本的に自宅練習については緩い当ピアノ教室ではありますが(とはいえ、たくさん練習したい生徒さんはたくさん練習していいのですよ?その方が濃いレッスンが可能ですし)、
ここは譲れない、ということがあります。
何度も書いてきていることではありますが、
入会後、2年以内に、
できれぱアコースティックピアノ、
最低でも鍵盤数88、ペダルが固定されているタイプの電子ピアノ
をご用意ください。
レンタルでも、ご親戚などからのお下がりでも、中古を購入されても、新品を購入されても、
とにかくなんでもよいので。
習い始めはともかく、何年もキーボードというのは、
本当にお子さんが大変な思いをするのですよ。
特に、きちんと練習するお子さんほど、
キーボードでは、練習量と上達具合が比例しませんので…
【キーボードを楽しむレッスン】を行なうという手もありますが、
あくまでもお子さんは【ピアノ】を習いにきているわけですから、
当ピアノ教室では、ご自宅の楽器がキーボードであっても、
アコースティックピアノをお持ちの生徒さんと同じレッスンをします。
キーボードだからといって差別はしませんが、レッスン内容について区別もしないのです。
キーボードで練習をしていても、
ピアノを習っている以上、学校行事などでの伴奏や鍵盤楽器パートに挑戦したい!となることもあるでしょうし(実際、過去にいました)、
そうなったときに、【キーボードを楽しむレッスン】では対応ができませんので。
それでも、普段から、アコースティックピアノで練習しているお子さん、電子ピアノで練習しているお子さんと同じ土俵で闘うというのはあまりにも酷なわけですけれどもね…
伴奏等に挑戦しない場合でも、
家では弾けるのに教室では弾けない、教室では弾けるのに家では弾けない
家で強弱をコントロールする練習ができない
家でペダルを踏む練習ができない
家では鍵盤の数が足りない
などなどの問題から、がんばればがんばるほど、ピアノ自体が嫌になってしまう可能性大ですから、
キーボードで何年もピアノを習うことは本当に避けて欲しく、
当ピアノ教室では、2年以内にキーボードは卒業という条件をつけさせていただいております。
厳しいでしょうか…?
たとえ厳しいとしても、この部分は今後もこだわっていきたいと思います。