発達段階を無視したレッスンでは、ひと握りしか続けることができない④
↓の続きです。
①
③
それで…その方には、
ヤマハのレッスンの目的などについて、知っている限りのことをお伝えさせていただきまして。
お子さんがまだ4歳ということでしたし、
教室を移ることはお子さんにとって負担となりますから、
お子さん自身がレッスンを嫌がっていないのであれば、少なくとも今のコースが修了するまでは続けてみては。
教室を移るとしても、それからで遅くありません。
といった内容のことをお返事したのですが、
それに対する返信は一切いただけなかったので、
その後がどうなったのかはわかりません。
この例のように、
きちんと意図するところがあるにも関わらず、
発達段階に沿ったレッスンというものは、
保護者様にとっては、物足りない・甘い、と思われてしまうことが有り得るのが悩ましいところ。
当教室のレッスンも、
期待していたのと違う!
と思っていらっしゃる保護者様もいらっしゃるのかもしれません…
でも、昔ながらのレッスンは、
現代っ子の多くにとっては苦痛でしかない、
ほんのひと握りのお子さんしか伸ばすことができない、
ということが確信としてありますので、
どれだけ望まれようとも、当教室においては、
発達段階を無視したレッスンを行うつもりは一切ございません。
一般的なお子さんの力を最大限に伸ばすことこそが、
うちのような普通の街のピアノ教室(卑下している訳ではありませんよ。誇りを持ってやっています。)の使命だと思っていますので。
もちろん、この考え方が100%正しいというわけでありませんし、
どのようなレッスンを選ばれるか、望まれるのか、ということはそれぞれの保護者様次第ですから、
レッスンを始める前(これ、重要です)の段階で、後々後悔されないように、じっくり吟味して選んでいただきたいな、と思います。
選択肢が広い、ということは現代の良いところのひとつですしね!