大学入学後、待ち受けていたのは過酷なカリキュラムだった。

作業療法(以下OTとする)学科は他の学科と比べ、科目数が異常に多い。アメリカでは6年制の内容を日本では4年制でやらなければならないからだ。

それでも夢を叶えるためには必要と割り切れば苦ではなかった。

1年生の頃はまだゆとりがあった。生理学と解剖学という医療系に進学した人が必ず躓くような科目に苦労しながらも、生理学と生物学のみ再試で、他は一発合格できた事は十分な自信となった。

1年後期は大幅にGPAを上昇させた。2.36だった前期に比べ、3.05まで上昇させる事ができた。この頃には解剖と生理学は得意科目となっていた。


2年前半、この経歴を書いているまさに今が、定期試験の最中である。こんな事をしていると落ちると思うのだが………