こんにちは！

アラフィフ×会社員×障害児(小2）育児中の

なおです。

染色体異常による障害を持つ男の子を育てています。

ブログを訪問してくださり、

ありがとうございます

入学してからのことを振り返っていたら、

就学準備を始めたときに

一番悩んだことを書こうと思いました。

それは、通常級か、支援学級かの選択です。

就学相談を申し込むと、

子供の成長や現在の様子について

親へのヒアリング、

親と分離で発達検査が行われ、

この進路が望ましいという判定が出ます。

でも、この判定は強制ではありません。

支援学級が望ましいという判定が出ても、

どうしても通常級に行かせたいと

親が考えているなら、

最終的には親の意向が尊重されます。

息子が年中だった5月、

就学に向けて動き出した時には、

通常級に入れたいと考えていました。

保育園で、健常児に囲まれて過ごす中で

大きく成長したと感じていたからです。

ちょうどその頃、

息子と同じ障害を持つ小学生のお母さんと

話す機会がありました。

その方のお子さんは小学2年生で

通常級に在籍していました。

これは希望の光だ！と思い、

学校での様子を詳しく聞いたのですが、

そこには、厳しい現実がありました。

支援員がつかないので、

毎日のように学校に行っている。

遠足にもついて行く。

コミュニケーションがうまく取れず、

友達とトラブルを起こすことがある。

頻繁に学校に行くことで、

先生との協力体制をつくっている。

自治体や学校によっては、

支援員をつけてくれる場合もあるけれど、

仮に学校が支援員をつけてくれたとしても、

親の関わりが求められる機会は多い。

これを聞いた時、

自分にはここまでできないと

即座に思いました。

息子の学校のために

仕事を辞めるつもりはない。

代わりに人を探すと言っても、

学校への送迎だけでも見つけるのが

大変だと言われたのに、

毎日学校で何時間も過ごしてくれる人を

見つけるなんてほぼ無理だろう。

そこまでの労力は

かけられないと思いました。

それなら、通常級と支援学級との

区別のないインクルーシブ教育を

実践している学校は近くにないだろうか？

公立、私立を問わず調べてみました。

普通・支援学級の区別がない学校は

ありましたが、

一緒に授業を受けているというだけで、

支援員がつくなど、子供に合わせたサポートが

受けられるわけではないとわかり、断念。

それでも、通常級への考えを捨てきれなかった時、

息子が周囲の子と自分とを比較して

傷ついているのではと感じさせられる

出来事がありました。

↓　↓

子どもの気持ちに気づいて

『障害児のための小学校就学準備（3）〜子どもの気持ちに気づいて〜』こんにちは！アラフィフ、ワーママのなおです。障害を持つ6歳の男の子を育てています。ブログを訪問してくださり、ありがとうございます過去にアップ…

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これをきっかけに、特別支援学級へと

方向転換することにしました。

結果的に通常級を選ばなくて

よかったと思っています。

小学校に入って、次のような特性が

顕著になってきたからです。

息子は人の期待に応えたいという

気持ちがとても強く、この子なりの

プライドも持っている。

だから周囲の子に比べて

自分ができないことをよくわかっている。

思うようにできないことで

爆発してしまうこともあれば、

無理してがんばり過ぎて、

急にポッキリと気持ちが折れてしまうこともある。

健常児たちの中で、刺激を受けて

成長することは確かにあるけれど、

子どもの性格や特性によっては、

負荷をかけ過ぎてしまうことになるのです。

先生方の対応もかなり違います。

入学して間もない頃、

通常級の先生が怒鳴るような大声で

注意しているのに驚きました。

子供たちはビクビクして縮こまっていました。

1人で40人の生徒を相手にしていれば、

大声を張り上げるようになってしまうのも

仕方ないのかもしれませんが

そんなクラスの中に息子がいたとしたら、

事態を把握できずに

ただ1人戸惑う姿が思い浮かびます。

実際、通常級に入ったけれど、

ついていくのがしんどくなって

支援学級への転入を考えている親もいるし、

他校から転入してきた子もいます。

支援学級の先生方も、入学して間もない頃は、

各生徒のことを把握できていなくて、

対応に疑問を感じたこともありました。

担任の先生と交換日記のように

連絡帳で毎日やりとりしていく中で、

自宅での様子や気になることを伝えたり、

こういう対応をして欲しかったと

要望を伝えたりして、

徐々に息子のことも理解してもらえました。

1人1人に細やかに対応してもらえるところは、

特別支援学級の良さだと感じています。

それでも、手放しで

特別支援学級でよかったと思えないのは、

私の中に理想とする学校があるからです。

私の理想は大阪にある大空小学校です。

大空小学校についての記事

校則なし、先生の残業なし。発達障害児や不登校だった子もみんな一緒に学ぶ小学校「学校のあたりまえを変えるとき」子どもたちは、学校の “ふつう”に縛られて苦しんでいる

www.huffingtonpost.jp

全国のどの学校も大空小学校のようだったら、

これほどまで学校選びに悩むこともないのにと

思うのです。

それぞれのご家庭で

納得がいく選択ができますように。

最後までお読みいただき、

ありがとうございました

なお

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通常級か、特別支援学級かの選択