前回の続き。。。
なぜプロジェクトが思うように進まないかっていうと・・・
進まなかったり、遅れたりすることを望む人がいるかららしい。
それも敵ではなくて味方がそう思うんだって。
例えば、こんな感じ。
大屋さんには2週間後の2/28までに引越しを済ませるように言われている。
引越しやさんが見積もりにやってきて、
『この量だったら2/27、28の2日間で完了できますよ。見積もり額は20,000円です。』
もう少し安くならないか交渉して、15,000円にまけてもらい契約成立。
帰りの車の中、引越しやがつぶやく。
『儲けはかなり少なくなったけど、仕事があるだけありがたいよ。』
退去日の前日の2/27。
予定通り作業をスタート。
作業は順調に進んでいった。
退去日の2/28。
昼をまわり、そろそろ冷蔵庫などの大型家電を業者さんが引き取りにやってくる時間・・・
なかなか来ない。
15:00をまわっても来る気配がないので、電話で催促。
『お客様のお掛けになった電話番号は現在使われておりません。お客様の・・・』
電子音が繰り返される。
やられた。
飛行機の時間も迫っていて、別の業者を探す時間はもうない。
引越し先に運ぶしかない。
引越しやさんに事情を説明する。
『今日のトラックに乗る量ではないので、明日になりますね。
ご本人がいらっしゃらなくても、大屋さん立合いの元、作業は可能です。
費用は別途10,000円掛かってしまいますが。』
飛行機代に比べれば、10,000円くらい大した額ではない。
追加費用を払う。
急いで菓子折りを買いに走り、大家さん宅へ。
退去日を1日遅らせてもらえないかとお願いし、申し訳ないが引越しの立会いも・・・。
しぶい顔をされながらも了解され、やっとプロジェクト(引越し)完了。
プロジェクト(引越し)がうまくいかなくて損をしたのは誰?
それは、お客さんである『引越しの依頼主』。
では、得をしたのは誰?
『引越しやさん』。
引越しやさんは、プロジェクトに問題が起きたことで、
1)新たな仕事を得た。
2)利益率も高かった。
3)仕事の期日も延びた。
という得こそあれ、損はなかった。
ってことは、引越しやとしてはプロジェクトがうまく進まない方が良いってこと。
お客さんはお金を払って引越しやさんを味方にしたはずなのに。
引越しやさんにとっても、利益は少ないかもしれないけど、仕事をくれる大事なお客さんなのに。
じゃーどうしたら良いのか?
何が問題だったのか?
続きはまた今度。。。