昨日、祖師ヶ谷大蔵のノクトンブルさんを午前中間借りしてお弁当を販売させていただきました。
初めての厨房は使い勝手がわからず戸惑い焦りながらの調理でしたが、なんとか開店に間に合い、お立ち寄りいただきお買い上げいただいたお客様、ご予約いただいたお客様、ありがとうございました。
ちょっと長くなりますが、今回お弁当を販売するにあたったわたしの思いを書き記しておきます。
10代の頃からお菓子を作ることが好きで、当時はカフェなんて言葉はまだ流行っておらず、喫茶店でしたが、学校のそばにすごく好きな喫茶店があり、いつかこんなお店を開きたいとそんな夢を持っていました。
フランスの教育で小中高と進み、学校卒業時、お菓子の道に進みたいという思いもありましたが、母に反対され、アメリカへ。
帰国後は語学が堪能なこともあり、ちょうど開局したばかりのJ-WAVEの番組制作の仕事をしていて、結婚。
結婚後も少し仕事していましたが、放送関係の通訳や翻訳のお仕事がメインで、飲食とは無関係でした。
でもやっぱり、喫茶店を開きたいという夢は捨てきれず、長女が中1、次女がまだ小学生のとき、全日制の食の専門学校に1年通い卒業しました。
なかなかハード1年でしたが、充実した1年でした。
同級生はみな若く、卒業後お店を開いて繁盛店に育てあげた子もいます。
私も続きたい!と思いつつも、なかなか主婦に店舗開業のハードルは高く、専門学校卒業後いくつか飲食店やケーキ屋さんで働いてきて、レシピを作ったり、メニューをプランニング、企業へのレシピ提供などしてきました。
わたし、個人のお店ではなくても、私が作ったものを食べて、美味しかったと言ってくださるお客様の笑顔が大好きでした。
でも、わたし個人のお店ではないので、わたしが考えたレシピでも、お店のメニューとなってしまったら、そのお店のもの、お客様はそのお店のオーナーが考えたものだと思うものです。
お客様に訪ねられ、自分で考えたと言ってるオーナーを見てると、ゴーストライターの気持ちがわかるような思いをしてました。
コロナ禍となり、お店を開くことはさらにハードルが上がる一方で、人生このまま終わりたくないという思いも募ってきました。
そんなときに出会ったsmall kitchens、食材費、諸費用等を引くと正直売上はあまり多くはありませんが、わたしの味を、わたしのものとして提供できるそんな初めての場所です。
昨日お弁当を買ってくださったお客様のお口にあっていたら、美味しく感じていただけてたら、嬉しいです。
次回は12月3日です。
祖師ヶ谷大蔵ノクトンブルでご来店お待ちしています。
最後に、昨日お弁当を買いにきてくれた友人から差し入れ
それから、数日前に会った友人達からがんばってってフラワーアレンジをいただき
感謝感激です!
他で働きながらなので、お弁当の販売は月1回程度かそれ以下しか出来ませんが、いつか実店舗が持てるまでがんばります。ぜひ、ご来店ください。